昔々、ある所に、スケベな女達が
住んでおりましたとさ。

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◆スタッフ◆
製　　　作…?…?…?…?…?フイルムハウス
提　　　供…?…?…?…?Ｘｃｅｓ　Ｆｉｌｍ
監　　　督…?…?…?…?…?坂　本　　　太
　　　　　「新・日本エロばなし　人妻竜宮城」より
脚　　　本…?…?…?…?…?有　田　琉　人
撮　　　影…?…?…?…?…?創　　　優　和
照　　　明…?…?…?…?…?野　田　友　行
編　　　集…?…?…?…?…?金　子　尚　樹
録　　　音…?…?…?…?…?シネキャビン
助　監　督…?…?…?…?…?江利川　深　夜
スチール…?…?…?…?…?木　原　伸　幸
現　　　像…?…?…?…?東映ラボ・テック
◆キャスト◆
浦島　太郎…?…?…?…?‥吉　田　祐　健
亀野　麗子…?…?…?…?…?山　口　玲　子
乙姫　　薫…?…?…?…?…?桜　田　由加里
海野さより…?…?…?…?…?林　　　由美香
黒潮　和己…?…?…?…?…?久須美　欽　一
船田宗一郎…?…?…?…?…?千　葉　誠　樹
◆解説◆
むかーし、むかし…。浦島太郎が亀の背中に乗って行った所は、絵にも書けないほど、とってもステキな竜宮城。美しい天女達の華麗な舞い。何不自由なく、夢のように過ぎる日々。人にとっては楽園の世界。不満や不幸が一つも無い、非現実的な理想郷！子供の頃、楽しんだおとぎ話を、今、もう一度考えてみる…と、浦島太郎はただの極楽トンボだったのか？羨ましい話しだなあぁぁ?。と、なぜかこうなってしまった。
　そんな浦島太郎的極楽生活に憧れるのは、いつの時代も同じ事。誰もが心の隅で願う、浦島太郎伝説を「新・日本エロばなし」として復活させた！俺様が亀に乗って行かなくても、俺様の亀に乗ってイッてくれる。在りそうで、無さそうな、いたれり、つくせりの極楽エロ天国!!
　新しい時代に受け継がれる、新おとぎ話を作り上げたのは坂本太監督。主役は貴方だ!!さあ、新・日本エロばなしの始まり、始まり?！夢にみた竜宮城が待ってますぞ！お楽しみに!!
◆ストーリー◆
　浦島太郎は35歳。気が弱くお人好しだけが取柄で、うだつの上がらない、女性下着メーカーの〈商品企画営業部〉に勤務するサラリーマン。会社に行けば浦島以外は全て女性という部署だ。他の男性社員達からは羨ましがられているのだが、その実態は『乙姫様』と呼ばれる美貌の部長・乙姫薫が君臨する。浦島はその部署の、〈肉体を使った営業接待〉も辞さない売上実績至上主義についていけず、すっかり窓際。リストラ寸前まで追いやられているのだ。ただでさえ男性一人で肩身が狭い上に、営業成績も伸びず、乙姫様に毎日の様に叱責されクビ寸前で、他の女性社員達からもイビられ続ける日々。
　浦島は、女子社員達がなかなか落とせない、新規の顧客候補ランジェリー・ショップの欲求不満のオーナーマダム海野さよりを開拓するように、乙姫様から業務命令を出された。さよりは、浦島が来るのを心待ちにしていたようだ。浦島の商品説明を聞くどころか、新作下着を身に着けて誘惑する。さよりは、私をイカせたら契約をするというのだ。ところが、肝心なところで浦島は、インポになってさよりを怒らせる。さらに、黒潮通販の黒潮専務から怒りの電話だ。さよりとの事で、約束の時間に大幅に遅れてしまったのだ。黒潮は、かなりの匂いマニアで、黒潮の契約の条件は、女子社員達がプレゼンで使用した使用済み下着を渡すという事だ。使用済み下着は鮮度が命という黒潮に、契約を取り消すと言われてしまう。
　重い足取りで会社に戻ると、乙姫と、船田が待っていた。浦島の本日の営業成績は、すでに二人の耳に入っていて、散々いやみを言われる。しかも船田は、二つの契約を取ってくれば、乙姫に代わって部長に昇進させてやると言う。浦島は屈辱と、こみ上げる怒りを必死に抑え、情けない笑顔で答える。船田は浦島と同期入社ながら、人事部長というエリートで、同期ながらおちこぼれの浦島を、商品企画営業部に転属させた張本人だ。乙姫が部長の座を手に入れたのも、船田と愛人関係にあるからである。二人は、女子社員達が営業に出ている間、オフィスでのセックスを楽しんでいるのだ。
　浦島は、酒に酔いネオン街の裏通りをフラつく足で歩いている。おとなしい浦島も、今日はさすがに切れた。しかし、近くのゴミ捨て場のゴミ袋を蹴ろうとして空振り。無様に倒れこんでしまう。そこには、水槽に入れられた一匹の亀が捨てられてあった。浦島は自分の立場と重なり、亀を家に連れて帰る。自宅に戻ると亀に会社の愚痴をこぼし、酔いつぶれて寝てしまう。そんな浦島が見た夢は、乙姫薫以下〈商品企画営業部〉の女子社員全員を前に、王様の様に振る舞い、イカせ捲るという現実不可能な光景だった。
　「へぇ?。こういうのが浦島さんの望みなんだ」と、聞きなれない女の声で夢から覚める。声のほうを振り返ると、全裸の女が微笑んでいた。なんと、彼女は、昨晩ゴミ捨て場で助けて貰った亀というのだ。夢か現実か、ワケがわからぬ浦島に、命を助けてもらった恩返しに、何でも望みをかなえてくれるという。亀の名前は麗子。浦島の初恋の相手の名前だ。浦島は、自分のインポが原因で、契約を取れなかった事も愚痴っていたらしい。麗子にそのインポを治してあげると、ベットに押し倒される。未だに信じられない浦島に、何か違う感覚が下半身を支配する。見事にインポは治り、少し自信を取り戻す浦島。
　それでもなお、信じられない浦島は、麗子に促されて渋々出勤をする。浦島が向かった先はさよりの家だ。今までとは比べ物にならない勢いで、さよりを押し倒す。何かにとりつかれたように舌と唇で舐めまわし、敏感な部分に指を這わす。様々な体位でイカされ続けたさよりは、生まれ変わった浦島に大満足だ。おかげで大口契約を交わすことが出来た。
　意気揚々と会社に戻る浦島は、乙姫にさよりとの契約書を突きつける。後は黒潮通販との契約だ。乙姫に、黒潮通販との契約はあなたには絶対に無理よ、といやみを言われたが、今の浦島はまったく動じない。何かを思い立った浦島は、早速会社を後にした。
　翌日、再び会社に戻った浦島が手にしているものは、黒潮通販との契約書だ。なんと、麗子が黒潮社長を挑発して、今までの三倍の金額で契約をしてきたのだ。さすがの乙姫もこれには驚いた。「約束どおり部長にしてもらいましょう」と、浦島は乙姫に詰め寄る。しかし、乙姫は船田人事部長の承認が無ければ、そんな簡単には出来はしない。と、浦島をつき返えした。その時「あるわよ、人事部長の承認なら…」と、麗子の声が！麗子は船田に色仕掛けで近寄り、イヤとは言えない理由を作っていたのだ。怒り狂う乙姫にと、参りましたという船田。こうして、浦島は二件の契約をものにして、部長昇進という快挙まで成し遂げたのだ。
　家に帰った浦島と麗子。浦島は淋しそうに水槽の中を見つめている。全てが、思い通りに行った時に、麗子は居なくなってしまうのだ。そして、二人はお互いの体を慈しむ様にお互いを激しく求めあった。夢から覚めるように浦島が目を覚ますと、麗子の姿は無く、水槽の亀も居なかった。「やっぱり、夢かあ…。」

暗い表情で会社に出勤する浦島。しかし、社内の雰囲気は一変し、顔を伏せてコソコソと歩く浦島と擦れ違う度に、同僚社員から昨夜の行動に対する賛辞の声が送られ、更に人事部長の船田からは「商品企画営業部長昇進おめでとう…」と握手を求められる始末。訳分からず混乱し〈商品企画営業部〉のドアを開ける浦島を待っていたのは、セクシーランジェリー姿の女子部員達。驚く浦島に、昨日まで蔑んだ眼差しを送っていた彼女達が我先にと群がり、愛しそうにその肉体にまとわりつく。唖然とする浦島の耳元に「これが貴方の本当の姿なのよ…」と叫く麗子。彼女もまたセクシーランジェリーに身を包み、浦島に絡み付いていく。混乱していた浦島も、夢なら醒めるなとばかりに、次々に女性部員達をイカせ、自らも放心した様にその恍惚とした余領に漫る。「これは夢だ…た、誰か僕の頬を抓ってくれ…」と呟いた浦島の背後から、優しく麗子が舌を絡ませる。信じられない浦島の目の前には、あの女帝の様に君臨していた乙姫薫が、優しく微笑み悩殺セクシー・ランジェリー姿で立っている。「夢じゃ無いわ…私はずっと待ってたの。貴方みたいな男性を…どうか…私を心行くまで弄んで…可愛がって下さい…」と、甘えた様に妖しく潤んだ瞳を浦島に向ける。やがて浦島の肉体を慈しむ様に奉仕し求めていく乙姫薫。その姿を見下したように見つめ、満足げに微笑む浦島。