肉体懺悔
美人修道女の秘密
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▼スタッフ▲
製 作………株)旦々舎
提 供………Xces Film
脚 本………山 崎 邦 紀
『女修道院 バイブ折檻』より
監 督………浜 野 佐 知
撮 影………小山田 勝 治
照 明………上 妻 敏 厚
編 集………フィルムクラフト
録 音………スタジオセンター
助 監 督………松 岡 誠
スチール………岡 崎 一 隆
現 像………東映ラボテック
▼キャスト▲
梅田香苗………紺 野 沙 織
桜しおり………河 野 綾 子
目黒潤子………村 上 ゆ う
木村健太郎………荒 木 太 郎
相馬智也………杉 本 まこと
原島 悟………柳 東 史
立花正樹………や ま き よ
◆解 説◆
教会ウェディング、クリスマス、と何かとキリスト文化が好きな日本人ではありますがたとえ信者でなくとも賛美歌、チャペルの音は心に響くのです。
そのキリスト教で清貧(富を求めず、正しい行いをして貧しいこと)貞潔(操を堅く守り、行いがいさぎよいこと)貞潔(操を堅く守り、行いがいさぎよいこと)服従(支配、権力につき従うこと)以上三つの修道誓願をたてた共同生活を送る施設が修道院なのであります。
今回は、その修道院で暮らす修道女つまり、シスターの修道誓願に相応しくもあり?相応しくもない!人助けの身も心も温まるお話。
主演には、グレーの修道服に身を包んだ華原朋美似の聖母ならぬ〈性母〉の紺野沙織。女イエスの如く「すべての疲れた人、重荷を背負う人、我に来たれ…?」と大きな瞳を潤ませながら、パイプで弄ばれながらも耐える姿に後光が差す。 そして、ついに一般映画で自ら監督をつとめ脚光を浴びた浜野佐知監督が約半年ぶりに復活。「今、私に絡みを撮らせたら凄いことになるよォー。」と、一般映画で絡みを撮れなかっただけに、余程ストレスがたまっていたのでしょう。その恐れし復活第一弾!これぞ成人映画の神髄だ!と、『女修道院 バイブ折檻』で弾けたのは言うまでの事もありません。先ずは映画を見て下さい。
天使のラブ・ソング、オっと間違え天使のラブ・ジュースを充分に御賞味下さい。そして、私と一緒に天国にイキましょうーアァ神様、この罪深き人達をお許し下さい。アーメンー
◆ストーリー◆
修道女、香苗は、ある早朝、住み慣れた修道院を後にした。手にはヌード写真が踊る風俗情報誌。彼女は、自分がイエスの生まれ代わりであると確信したのだ。であるならば、安全な聖域で暮らすのではなく、欲望の巷で苦しむ性的弱者を救わなければならない。物陰から、去っていく香苗を睨み付けているのは、同じくシスターのしおりだ。その顔には怒りが現われている。
渋谷の繁華街に、シスターファッションの香苗が現われた。喧騒に湧く充足した若者たちの町。香苗は首を振って、人混みを後にする。
次に香苗が現われたのは、ホテル街を控えた、夜の裏通りだ。近くでは、立ちんぼの女が、男と値段の交渉をしている。「冷やかしはお断わりよ」と言って、男を追い払う女。異様な尼さん姿の香苗に気付いて、近付いてくる。
自分を「パンパン」と自己紹介する女、潤子は、その衣裳はコスプレか何かかと香苗に聞く
本気にしない木村だが、聖書の一節を自分と一緒に唱和してくれればこの身を捧げてもいいと香苗は答える。しかし、木村にはホテル代がない。香苗もほとんど現金を持たずに修道院を出てきた。香苗が本当にホームレスを相手にするか、半ば意地悪い目で観察していた潤子が、安宿代の5千円を出すことにする。
遠くからその様子を伺っているのは、私服姿のしおりだ。
家族を捨て、虚無的な心情で日々を送っていた木村は、この若い尼さんが自分にセックスさせてくれるなんて信じられない。聖書の一節をともに唱えた後、彼女を脱がせていく。光り輝くような肉体。まさに奇跡だ。祈るような気持ちでセックスする。何十年ぶりだろう。木村は発射した後、思わず祈りを捧げていた。「マリアさま、有難うございます」香苗は答えた。「いえ、私はイエスです。」
その後交渉が成立したお客とホテルに入った潤子だが、香苗たちのことが気になってしょうがない。頭のおかしな女で、本当にシスターなのかどうか疑わしいが、あの確信に満ちた爽やかさはなんだろう。
尼さん立ちんぼが出現したとう二ュースを聞いた、ホテトル経営者の相馬がやってくる。彼は立ちんぼをあかさまに軽蔑し、潤子とも伸が悪かった。この日も、潤子と口論になるが、確かにシスターらしき女が立っている。妙な女だと思いながらも、自分のところの事務所に所属しないか、安全で収入も段違いだと誘う。しかし、香苗は「私が仕えるのは、天の父だけです」と断る。唖然となった相馬が「あんた、この街に何しにきたの?」と尋ねると、答えは「私はイエス。悪徳が満ち満ちた世界にやってきました。」馬鹿馬鹿しくなる相馬だが、どうしてイエスが女なのだと問い詰める。香苗はにっこり微笑んで「新しい世紀のイエスは、女なの。」
すっかり呆れ、裏通りを離れた相馬は、ホテトルの事務所に戻るのだが