小林ひとみ
抱きたい女、抱かれたい女
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◆スタッフ◆
製 作……………シネマアーク
提 供…………Ｘｃｅｓ Ｆｉｌｍ
脚 本……………王 孫 子
監督・撮影……………下 元 哲
照 明……………代 田 橋 男
録 音……………シネキャビン
編 集……………酒 井 正 次
助 監 督……………高 田 宝 重
スチール……………本田あきら
現 像……………東 映 化 学
◆キャスト◆
朝原 聡子……………小 林 ひとみ
井川 亜紀……………今 井 恭 子
勅使河原杏子……………池 谷 紗 恵
朝原 貞之……………なかみつせいじ
井川 渉……………柳之内 たくま
上野 勝治……………久須美 欽 一
茶髪の青年……………神 戸 顕 一
◆解説◆ デビューして16年、TV・映画・舞台・写真集と勢力的に活動中のあの〈小林ひとみ〉がエクセスのスクリーンに初主演。「ハードペッテッング」「令嬢物語」ロマンポルノで数々のヒット作を残し、今だ人気は衰え知らずの彼女が今回挑戦する作品は「小林ひとみ 抱きたい女、抱かれたい女」益々美しさに磨きをかけて、我々目の前に登場する。
主演の小林ひとみは、突然失踪した夫の帰りを、じっと待ち続ける健気な女。幸せだったころの事を思い出していつしか指が股間へ…とハードなオナニーの後には、激しい絡みへと迫力満点の60分！熟した彼女を存分にお楽しみください。
今井恭子はSM好きの妻役。しっとりと尚かつ激しく夫を攻めまくる。
そして、池谷紗恵はエクセス初登場。ゾクッとするような繊細な演技で男の股間を刺激する。監督は下元哲でお贈りいたします。
◆ストーリー◆
千葉の海岸にたたずむ一人の女朝原聡子（34）。三ヶ月前に夫の貞之が突然失踪し、その真相を確かめる為に井川渉（24）と千葉までやって来た…。
一週間前、貞之が失踪してから、聡子は毎朝新宿駅の改札で夫の帰りを待っていた。これと言った根拠はないが何故か、夫に会える気がしていた。そんな聡子を毎日眺めている井川は貞之の会社の後輩。貞之を慕っていて、「どうにかして、先輩を探したい」と思いつつも行動に移せず、ただ聡子を眺めているだけだった。そんな井川はいつものように聡子を眺めていると、若い男に因縁をつけられ殴られる。唇を切った井川にハンカチを差し出したのは聡子だった。聡子も数ヶ月前から井川が見ていることは知っていた。そして、夫の部下だった事も…。お互い初対面ではなかった。井川は朝原夫婦の家に遊びに行ったり、食事をごちそうになったり交流はあった。そして聡子に少なからず好意をもっていた。「一緒に探しましょう」井川がそう言うと聡子の寂しげな表情に少しだけ笑顔が戻った。
井川には妻がいる。亜紀（27）恐妻だ。はじめは平凡な夫婦だったが、歳を重ねるに連れて本性が出てきたのか、こと有る事に井川をいたぶり始めた。そしてそれが昂じて彼等の生活にSMと言う行為が出てきた…。
翌日、聡子は井川から聞いた貞之の上司上野勝治（50）に会う。そこで初めて勅使川原杏子の存在を知った。杏子は近田物産の常務の娘で、ヨーロッパの大学を卒業して最近日本に戻って来た。それから数日後、貞之は失踪した…。そして、その杏子は千葉にいる。
一方、井川は会社に辞表を提出し、妻と離婚した。井川の気持ちの中にあったモヤモヤが一気に解決しようとしていた。
レンタカーを借りた井川は聡子を乗せて千葉へと向かった。
千葉にあるマンションの四階に洗濯物を干す女が見えると、聡子と井川はエレベーターに乗り込む。ドアの前には二人が来ることを知っているかのように、杏子が立っている。険悪なムードの中、二人を家の中に杏子は招待し、そして杏子の告白が始まった…。
杏子「十年前、それが貞之さんとの運命。内気な私はなかなか言い出せなかった。不器用な私は父に頼んであの人・貞之さんを私の家庭教師にして欲しいと。画家志望だった貞之さんはお金に困っていたのか、簡単に私の家庭教師になった。そしてあの日…。」
十年前、杏子の部屋で勉強を教えていた貞之が、突然いやがる杏子をレイプしてしまった。
杏子「私は不器用な女、一度契りを交わしたならば、それが一生の伴侶となると思い続けていた。いつしか大学受験が欧州留学へと変わり過去を捨てるように父から言われた。でも忘れられるわけは無い。しかし、時間が経つに連れて貞之さんの思いは憎しみから「会いたい」という気持ちに変わったの…そしてさらに思ったの「私はあの人しか居ないと、これは運命よ…」
そう言い放った杏子は徐に立ち上がり、応接間の扉を開いた。扉の向こうに編みタイツ、そして女性用の下着、キャミソール姿の貞之が両手両足を縛られていた。杏子は「見せてやりなさいよ、あなたの全てを」聡子を横目に貞之は「僕は本当に君を愛していた。心から…君と会って別人になれた。しかし、突然杏子がおれの目の前に現れ、あの時の感情に目覚めてしまったんだ。もう無理なんだ、杏子の虜になってしまった」うつむいたまま貞之は涙を流した。それを聞いた聡子は絶叫しマンションを出ていった…。
浜辺で泣いている聡子を抱き締めたのは井川だった。「始めませんか、僕と一緒に人生を、リセットですよ」泣きながら聡子は頷いた。そして、全裸の二人は浜辺で何度も愛を確かめあった。