盛りの女・義母
息子でもいい!
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◆スタッフ◆製作:フイルムハウス/提供:Xces Film/監督:工藤雅典/脚本:日下由子『寝乱れ義母 夫の帰る前に』より/撮影:創優和/照明:野田友行/編集:金子尚樹/録音:シネキャビン/助監督:高田宝重/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボ・テック
◆キャスト◆福田マキ:麻田真夕/沢井佑子:真咲紀子/渚美智子:ゆき/福田宏:しらとまさひさ/福田兼:なかみつせいじ/渡辺先生:坂入正三
◆解説◆ 母親にとって息子の存在は特別で、目に入れても痛くないらしい。それは、義理の母でも同じ事。ナント、息子を目にではなく、自分自身に入れてしまった義母がいた!痛いどころか、気持ちいいと、かなりのご満悦の様子だ。夫が帰る前にする事は、洗濯、掃除、料理etc沢山あるはずだが…。と、いうのは一昔以上前の話。今は、夫が家にいない時は、不倫を楽しむ時代なのだ!!テレクラで男漁りか、あるいは風俗でアルバイトか?近親相姦か!?近頃の人妻の奔放さには、度肝を抜かれる!!
今回は、自分から息子を誘う義母。10代の息子に惚れ込み、猛烈にモーションをかける。なかなか一線を越えられず、ジレンマの塊が、少し切なげだ。そんな義母役に、麻田真夕。越えられない欲求不満が、彼女の激しさを倍増させる。やっと、一つになれた時の彼女のイキ顔が、印象的な作品だ。監督には、工藤雅典。女の切ない心の動きまでも、エロチックに仕上げた。乞御期待!!
◆ストーリー◆ マキ(27)は年の離れた夫・福田兼(47)の後妻として、暮らし始めてから数ヶ月。年頃の息子の宏(17)と一緒に朝食を囲むが、近頃ギクシャクしている。マキが正面に座った途端、宏は邪険に席を立ったのだ。
きっかけは、兼に、結婚前から愛人が居ることを知ったことだった。その寂しさを覚え始めた頃、宏が、自分に好意を抱いていることに気がついた。義理の息子が、自分を女としてみているのでは、という期待がマキの心を支配する。マキはいつしか、宏を一人の男として見るようになっていた。マキの方から宏に積極的に近づき、夫が帰るまでの時間を一緒に過ごした。マキと宏の気持ちは同じだった。宏は、マキを一人の女として見ていたのだ。家で二人の時は、濃厚なスキンシップが繰り広げられる。しかし、一線を越えるのを躊躇しているのは、宏のほうだった。そんな事もあってか、宏は塾に通い始める。会える時間も減り、マキは苛立ち始めた。次第にマキは、兼が居てもお構い無しに、宏にモーションをかけるようになった。今朝もだ。マキは宏が食卓に着いたとたん、宏に足を伸ばし、愛撫をしたのだ。
一方、何も知らない兼は、スナックのママ美智子(30)との関係は続けている。激しく迫る美智子に、兼は少しうんざり。そんな時は、反抗期の息子の事を理由に、美智子から逃げてくる。宏の体に出来た傷や、あざを生徒との喧嘩によるものと思っているらしいが、実は、マキとの情事の跡なのだ。
今日も、兼の帰りは遅い。宏のマキと少しでも一緒にいたい気持ちに嘘はない。しかし、マキとの間は一線を越えることが出来ない。駆け落ちまで考えている二人だが、宏は一歩踏み出せないでいる。二人でイチャついている時も、兼が帰宅すると、宏は飛び起きて自分の部屋に逃げ込んでしまう。
ある日、宏が塾に行くと塾の担任渡辺(35)に、女友達の佑子がやめたと知らされる。佑子は宏に気があるらしく、宏が授業を終わらせて出てくると、非常階段のところに佑子がいた。宏の体についた傷や、あざが佑子の共感を呼んでいた。佑子の父親は厳しいらしく、時々、殴られているらしい。そして、宏はマキを抱けない鬱憤から、佑子を激しく抱いた。派手な容姿から経験も豊富だと思っていた佑子は、実は、処女だったのだ。宏は、見かけとは正反対の佑子が、とたんに愛しくなる。
そんなある日、マキは宏の担任渡辺に呼び出された。宏が、退学届けを提出したという。さらに、最近、素行の悪い女生徒と付き合っていて、彼女がその原因ではないかと…。マキは、いつか塾で見たあの女に違いないと、直感する。話した事もない佑子に、マキの目は嫉妬に狂っていた。その様子を面談室の扉から宏が見ていた。マキに佑子の事、退学の事を知られ、宏が動揺しているのがわかる。私との一線は拒んだくせに、佑子とは人生を脱線する勇気を持っている。仕返しをしたいと、いう欲求がマキに起きた。渡辺に抱きつくマキ。そんな彼女を慰める渡辺だったが、体を預けてくるマキの異変に、渡辺も立場を忘れて、彼女を抱いてしまった。何かが崩れるような音が、マキと宏の中で響く。
帰り道、「マキ」初めて宏が名前を呼んだ。そして、裏切ったなと、いう眼差しでマキを見ている。気がつけば、二人はホテルにいる。寝化粧を整えて、マキと宏が絡み合う。そして、ようやく一線を越えた。
マキと宏はもう、何も遠慮する事は無かった。宏は退学届けを出し、マキは離婚届けに判を押し家を出た。なんとすがすがしい出発だろう。お互い、手にボストンバックを持って駅に向かう。駅にはお腹が目立ってきた佑子が、宏が来るのを待っている。「可愛い子じゃない」と、マキは宏を見送る。佑子と宏が合流し、マキの方を振り返る。マキは笑顔で手を振った。その笑顔が涙で濡れている。