夜這い尼寺
一夜のよがり泣き

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◆スタッフ◆製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男『尼寺の寝床 夜這い昇天』より/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:渡波洋行/音楽:レインボー・サウンド/編集:酒井正次『夜這い尼寺 一夜のよがり泣き』スチール1/助監督:加藤義一/スチール:佐藤初太郎/録音:シネキャビン/現像:東映ラボテック/
◆キャスト◆優舜:吉原麗香/
妙香:しのざきさとみ/岡林麻美:風間今日子/勝俣正和:岡田智宏/小島弘恒:久須美欽一/野口充:佐々木共輔
◆解説◆「今夜も、あなた様が来るのをお待ちしておりました・・・」と、セックスに対してオープン過ぎる今、この様に夜這いを心待ちにしている女性はいるのだろうか?
 嘘か真か、未だに夜這いの風習が残る地方があると聞くが、男もまた、夜這いに対し強い憧れを抱いている。その証拠に確かに、ある風俗店では〈夜這いプレイ〉という、夜這いの擬似体験が人気を呼んでいるという。
 そこで、今回用意したるは夜這いをするのに絶好の条件尼寺=B俗世を捨て仏門を潜り、人里離れた山奥に暮らし、男を絶って早数年。お寺の鐘のごとく、打てば響く敏銃な反応が、我々の下半身をも響かせてくれる。
 見逃したら絶対に損をする、夜這いのテクニック満載のこの作品!
 主演に某企業『夜這い尼寺 一夜のよがり泣き』スチール2美人秘書、兼モデルの吉原麗香。モッチリとした吸い付くような肌と、はち切れんばかりの美乳が夜這いを一段と楽しくさせてくれる。
 監督はこの天下無敵の監督新田栄。楽しい夜這いの世界に皆さんをご招待!お楽しみに!!
◆ストーリー◆ 深在の尼寺 愛徳院。若い尼僧・優舜の寝床に何者かの影が忍び寄る。布団の中に潜り込み、夜這いをかける男(正和)。初めは抵抗している優舜だが、やがて正和の愛撫に落ちていく。
 翌日。朝のお勤めをしている優舜と住職の妙香。それが終わると、そこへ正和がやって来た。彼は、村のスーパーで働いている青年で、愛徳院に配達の為にちょくちょくやって来ていた。そうするうち、彼は優舜に惚れてしまっていたのだ。優舜に配達物を渡す正和。妙香が母屋へ行ったのを見計らうと、彼は彼女に迫った。「僕は、あなたを好きになってしまいました。昨夜のことは、その意味です。どうか、僕と結婚して下さい」勿論、優舜はそれを断った。「私は仏に仕える身ですから」
 自室に戻った優舜は苦しんだ。実は、正和とは幼なじみで、昔から彼を憎からず思っていたのだ。しかし、仏門に入った今となっては、その気持ちを抑えなければならない。
 しかし、苦しんでいるのは優舜だけではなかった。正和もまた、店長の妻麻美との不倫関係に悩んでいた。昼下がり、夫が寄り合いで出かけているのをいいことに、配達から帰った正和の肉体を貪る麻美。正和は、早くこんな関係を清算したいと思っているが、なかなか言い出せない。
 数日後『夜這い尼寺 一夜のよがり泣き』スチール3の夜。自室で写経している優舜。そろそろ眠ろうというその時、彼女は何者かの気配を感じる。果たして、正和が再び愛徳院に忍び込んでいたのた。「今すぐ帰って」と言いながら障子を押さえる優舜であったが、男の力には適わなかった。彼女は、再び正和に抱かれる。
 ところが、彼が廊下から外へ出て行くところを妙香が見てしまった。彼女は、優舜を厳しく叱る。そして、何時間という座禅を組ませるのであった。
 囲炉裏のある居酒屋。正和と弘恒が酒を飲んでいる。弘恒は、正和が最近愛徳院に忍び込んでいるという噂を聞き、その真相を確かめるために酒に誘ったのだ。したたかに酔った正和は、夜這いのことを告白する。すると、弘恒はいいことを聞いたと思うのであった。
 深夜。果たして、弘恒は愛徳院に忍び込んだ。ところが、彼が忍んでいったは年増の妙香の部屋だったのだ。それに気づいた時、彼は逃げだそうとするか、既に体に火のついてしまった妙香に捕まり、朝まで搾り取られることになる。
 翌日。いつもは厳しい妙香が その日は妙に優しかった。?となる優舜。お勤めの後、妙香はこんなことを言った。「私はあれからあなたの行った行為についていろいろと考え、ある教えを想い出しました。仏は、全ての人を愛せよと仰られています」そして、妙香は心の中で思う。「性の乱れた現代、ふたりの純愛は仏様もお許しになられ『夜這い尼寺 一夜のよがり泣き』スチール4るでしょう。だたし、仏様のお休みになっている夜だけなら」
 正和は、麻美との関係を終わりにした。そして、優舜の元に出かける。愛徳院に忍び込む正和。彼が中に入った時、優舜は既に床に横になっていた。そんな優舜の布団に潜り込む正和。すると、優舜が目を開けた。「私、正和さんを待っておりました。私は、仏に仕える身ですから、あなたと結婚する訳には参りません。しかし、あなたを愛することは出来ます。仏は、全ての人を愛せよと仰られています。その意味では、男女の交わりもまた愛」そうして、優舜と正和は結ばれた。