中川准教授の淫びな日々
写真をクリックするとスチール大が御覧になれます
◆スタッフ◆製作:松岡プロダクション/提供:Xces Film/脚本:今西守/監督:松岡邦彦/撮影:村石直人/編集:酒井正次/助監督:永井卓爾/スチール:佐藤初太郎/録音:シネキャビン/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆望月奈々:平沢里菜子/中川恵美:藍山みなみ/中川瑶子:酒井あずさ/与田種彦:伊庭圭介/赤尾恵三:世志男/中川四郎:那波隆史
◆解説◆ 昔、付き合っていた彼女の事を、ふと思い出す事がある。『何をしてるのかな…』とか『アンナ事したな…』とか思い出は美化され、良い事しか思い浮かばない。しかし、突然、元カノの子供だと名乗る女が『おとうさん!』ってやって来たら…。良い思い出なんか吹っ飛び、現実に戻され、気が動転してしまうだろう。今回はそんなちょっとスリリングでどエッチな作品が完成しました。
主演は平沢里菜子。スレンダーな体で男に喰らいつく。激しい腰振りは一見の価値あり。これでもか、これでもか、と自らの欲望に忠実に生きる女を上手く演じきった。
監督は松岡邦彦でお贈り致します。
◆ストーリー◆ 中川の授業。エロティシズムについて『近親相姦・マゾヒズム』奈々がもぐっている。奈々は2人を観察。じっと見る奈々。講義はよく聴いていない。授業の後、恵美に近づく奈々。「ねえあなたあの教授の娘でしょ?」「准教授だけど」「親がああいう話するのってどう?」「学問だからどうって事ないけど。あなたは…」「望月奈々。父親が大学教授とはね…」。
中川の研究室。中川と与田がいる。議論したり、世間話したりしている。そこに奈々が来る。「君は?」「望月です。望月奈々」与田は興味深げに見る。名乗っても思い出さない中川。「望月さん。何か?」「こういう研究って、やっぱり本当に試してみたりするんでしょ?」苦笑する中川。「私は家庭もあるし」「でも若い頃とか」「学問としてです。忙しいので」出て行く奈々。若い与田は、奈々に関心を向ける。
翌日、 研究室。奈々が来ると、与田が一人でいる。与田は緊張気味。奈々は与田にも中川の事をあれこれ聞く。与田をからかってみたくなる奈々。「私を研究する?」みたいな事を言い、与田を犯す奈々。セックス。たまたま戻ってきた中川が、それを覗いてしまう。フェラ、騎上位、ぶったり…。注意せねばと思うが、思わず夢中になって最後まで見てしまった。
事後、我に返った中川は、二人の前に現れ、叱る。思わず逃げ出す与田。奈々は、居丈高に怒る中川に、自分は中川の娘だと告白。衝撃を受ける中川。「怒りたいのはこっちよ。お父さんのせいでお母さん、どんなに苦労したと思う?」「堕ろしたはずだ」「じゃあ私、殺されかけたんだ」「そういうことでは…」「人殺し」「妹にも会ったけど、いい子ねえ。私だけ不幸なんて不公平」「なんでもする…」「じゃあ死ねば?」…などなど、呪詛の言葉を冗談にして吐く奈々。
家。過去を思い出し苦悩する中川を、心配する瑶子。だが、理由を説明できない。「夫が苦しんでいるのに、私がそれを分かち合えないなんて…」不満がる瑶子。
研究室に謝りに来た与田。ドアを開けると、中川が自殺しようとしていた。思いとどまらせる与田。与田は中川を車で家まで送ると言う。中川は与田に腹を立てているが、おとなしく従う。
与田に連れられ、家に帰る中川。と、恵美が奈々を家に連れて来ていた。平静を保とうとする中川。与田は、瑶子と奈々が引き止めるのに逃げ帰る。奈々は、大学教授の家庭に興味がある、憧れてると言う。「ずるいなあ、私は貧乏してきたんだぞ」バラしはしないか、ハラハラする中川。それを見て面白がっている奈々。「パパ〜」とか。青ざめる中川。やけに中川になれなれしい奈々。瑶子、それを見て、無意識に不愉快、嫉妬心。瑶子は奈々に、根掘り葉掘り。馬鹿にされたように感じる奈々。瑶子は、将来性のある与田をやたら褒める。娘の結婚相手に、とか。すでにやっている奈々は、そんな話を小馬鹿にしている。「味見してからにしたら…」瑶子は、奈々に早く帰って欲しい。奈々は、うそ臭い家族だと思う。
奈々が帰った後、瑶子は奈々の事をやたらけなす。奈々の家庭事情を知っていた恵美は、母をたしなめる。父親に捨てられたとか。だが瑶子は、それを聞くと余計に遠ざけたがる。中川は、二人のやりとりを複雑な心境で聞く。まるで自分が責められているよう。急にカッとなって怒る中川。二人は何で怒ったのか分からない。
研究室。やって来る奈々。「私の母は人を馬鹿にはしなかったわ。なのにあんな女に奪われたのね」弁護しようとする中川だが、奈々は余計に腹を立てる。「気に入らないな。私たちだけ不幸だなんて。すべてぶちまけてやろうかな」中川が何か言うと、「食べるために体を売ってたの、お父さんに捨てられたあと」「お母さんの喘ぎ声、聞きながら育ったの」「聞いてみたくない?どう?」「こないだお父さん、ずっと覗いてたじゃない。覗きって興奮するでしょ?」「こないだのあの助手さん、奥さんのお気に入りみたいね。奥さんの本性、見たくない?」中川を追いつめていく奈々。「お父さん、何でもするって言ったよね?」
中川家。瑶子が外出しようとしていると、中川から電話。「これからお買い物に…」「与田君が忘れ物したそうだから、悪いが家にいてやってくれ」与田の訪問。与田は奈々にこないだの事をばらすと脅されて来た。震えている。与田を疑わず、家に上げる瑶子。「たぶん、奥の部屋かな…」始める寸前、中川に電話をかける与田。ずっと通話状態にして、合図を送る。
表にいた中川と奈々…「始まったわ」。声が聞こえてくる。「よ、瑶子…」いきなり瑶子に襲いかかる与田。「ちょっと…冗談でしょ…いや!」瑶子をバックで犯す与田。そっと忍び込んだ中川、息を殺して覗く。セックス。「ああ、あんな姿で…」後悔しながら、興奮している中川。「やっぱり、やめてくれ…」耐え切れず、出て行こうとするのを、背後にいた奈々が止める。「よく見てよ、奥さん、悦んでるわ…抵抗しようとしないし」「まさか…」「興奮する?」瑶子は怖くて抵抗もできないのだが、奈々に言いくるめられる中川。「よ、瑶子…」。果てていく与田。
公園。奈々は携帯電話から、誰かに写真を送っている(密かに写真を撮っていた)。「俺は…なんて事をしでかしたんだ…」「お父さんが望んだんじゃない」「お、俺が、いつ…」「それに、あの女だって嬉しそうだったしさ」「まさか…」「興奮したでしょ?」…嫉妬と後悔に苦しむ中川。
その夜。すっかり蒼ざめている瑶子。中川は、何と言っていいか分からない。憎しみと哀れみが交互に押し寄せてくるので、ぎこちない態度になる。そこに恵美が帰宅する。何も知らない恵美。食卓を囲む。元気のない瑶子を心配する恵美。その時、恵美の携帯にメールが届く。知らない相手から。それを見た恵美、ショック。母と与田のセックス写メール。「どうした?」「何でもない」部屋に行く恵美。泣いている。そこに瑶子が来る。恵美、瑶子に写真を見せ、責める。「こ、これは…一体誰が?誰かあそこにいたの、誰が…まさか、お父さんが…」中川を疑う瑶子。そんな母を、恵美は許さない。「お父さんには黙っておくわ。けど、お父さんが可哀想よ…!」出てきた瑶子。じっと中川を見つめる。「恵美はどうした…」その視線に気付く中川。「なんだ…?」。瑶子には、何かが分かった。
その頃、ラブホテルで。奈々が赤尾を鞭打っている。「写メール、転送した?」「は、はい、女王様。しかし…」。中年男の赤尾は、奈々の奴隷。挙動不審。「しかし何よ?」「この写真の女、もしかしてこれは私の妻ではありませんか?」「あはは、面白いわね。そうよ、あんたの奥さん、生きてたのよ。生まれ変わったの」「も、もしかして、娘も…?」「ええ、そうね。そう、そうなのよ…今は大学生よ」「よ、良かったあ。やっぱりな、生きてた」感激する赤尾。姦計をめぐらす奈々。
大学。掲示板。中川の講義、休講の張り紙。カフェテリア。奈々が恵美と話している。落ち込んでいる恵美。恵美は奈々にだけ、母が浮気して出て行った事を打ち明ける。これで奈々と同じ境遇になったと話す恵美。カチンとくる奈々。「まだましよ。私、義理の父親に犯され続けたのよ…」泣いたふり。「う、嘘…。ごめん。私はまだ幸せね。奈々みたいに強くならないとね」
アパートで殺人事件があって、異臭がする。帰りたくないとホラを吹く奈々。「じゃあ、うちに来ない?」恵美が奈々を誘う。
中川家。書斎で呆然としている中川。そこに奈々が入ってくる。驚く中川。泊まると言う奈々。「あの女も出て行ったことだし」「恵美から聞いたのか…」「家庭の幸せが欲しかったのよ、おとーさま」不安になる中川。中川が読んでいたサドの「悲惨物語」を手に取って読む奈々。「この主人公は父娘なの?ふーん」「小説に書かれているのは、ただの可能性で…」「可能性はあるってことだ。試してみる?娘二人もいるんだしさ」「ま、まさか…」恵美に告白する中川。「この際、本当の事を話す。あれは、奈々は、お前の姉だ」ショックを受ける恵美。「お母さんと出会う前に、お父さんと別な女性の間にできた子だ」奈々が来る。恵美は、奈々に泣いて謝る。「私だけ幸せで、ごめんなさい」そんないい子の恵美が、奈々にはむかつく。表面上は、感動の場面。
その夜、赤尾を家に忍び込ませる奈々。そしてレイプされるふりをする。奈々「これが義理の父親…私を追ってきたの。恵美、助けて!」足がすくんで動けない恵美。さらに奈々「どうして私だけこんな目に…恵美!」恵美は意を決して、「私が代りになるから、お姉さんを離して上げて!」赤尾は恵美を見ると、「ああ、生きていたのか…大きくなったな、美人になって」と、まるで自分の娘に愛撫するように重なっていく。耐える恵美。「まだ処女なんだろうな…お父さん、もうお前を離さないよ」と、セックス。そこに来た中川。赤尾と恵美を、痛々しそうに見る。だが…。「自分の娘見て勃起してるの。この変態!」奈々が嘲笑する。奈々は恵美に「あんたの父親はそれで充分よ!私のみた地獄を味わいな!」中川も豹変していく。「恵美…お前がそんないやらしい娘だったなんて…」頭がおかしくなる中川。「お、お父さん…!」
教室で。中川、間違えて恵美と奈々が赤尾とセックスしているビデオを流してしまう。騒然となる生徒たち。だが、中川は冷静を取り戻し、「静かに。これが私の授業です」