若妻の性欲
だらしない肢体
写真をクリックするとスチール大が御覧になれます
◆スタッフ◆製作:シネマアイランド/提供:エクセスフィルム/監督・脚本:金田敬『若奥様狩り 性感帯をなぶれ』より/撮影:下元哲/照明:清野俊博/編集:菊池純一/助監督:松岡邦彦/スチール:石原宏一/録音:福島音響/衣装:星輝明/結髪:永江三千子/製作進行:福山健弥/現像:東映ラボテック/
◆キャスト◆はるみ:須磨れい子/今日子:岸加奈子/さゆり:五島めぐ/芳介:山本竜二/ケンちゃん:松村透/村岡:小林節彦/店長:鶴田靖
◆解説◆ 夜の繁華街を色どる「エスニックCLUB」たどたどしい日本語と愛矯たっぷりの笑顔、そしてセクシーボディで日本人男性を楽しませてくれるエスニックGALたち。何といっても稼げる日本に長くいたい彼女たちは、ブローカーに頼んで、見知らぬ男性との結婚届を提出。戸籍を貸す日本人男性も、お金をもらったうえに相手によっては「一回くらいヤラセてもらえる」という訳で、いとも簡単に『籍貸し』する。そんなブローカーとエスニックGALが、ひょんなことから恋する。
主人公、はるみを演じるのは、須磨れい子。オナっても、フェラっても、下品にならない「H」さ加減は、さすがお嬢様という彼女。その彼女が長い髪を振り乱してするバック、チュク、チュクと音をたててする指まん。ありったけの品性をかなぐり捨て、エスニックGALに挑戦する。さゆりには、あの巨孔ギャル、五島めぐ。あの可愛いロリータフェイスには不似合いな96cmのお乳。「ハードなことならまかせてよ」とノリにノッているメグ。しっとりした人妻を演じるのは岸加奈子。熱女タイプがお好きな人にはオススメします。
監督・脚本は金田敬。深い女体観察と夢のあるエロティシズムで高い評価を受けている。今回はブローカーとエスニックGALの恋を、人間性をユーモアたっぷりに描いた。大道芸の「バナちゃん節」の歌と踊りも楽しめる。
◆ストーリー◆ はるみとさゆりはフィリピンから出稼ぎに来ていた。実の姉妹ではないが、さゆりははるみのことを姉のよぅに慕っていた。ビザが切れてしまったはるみは、大好きな日本にいたいがため、村岡の斡旋で偽装結婚をすることにした。籍を入れるだけの結婚でもさゆりは反村した。何も変わらないと言っても聞こうとしない。さゆりの心配はうれしかったが、偽装結婚以外に日本に居ることの出来ないはるみは、強引に話を進めた。
この偽装結婚の仲介を務める村岡は、別れた妻・今日子とズルズルと肉体関係を続けていた。村岡を愛していたが、いつまでもこんな関係を続けることに耐えられなくなった今日子は、再婚を決意した。いつかはそんな日が来ると思っていた村岡であったが、やはりショックであった。そんな村岡が皮肉にも人の仲人まがいのことをしている。
ラブホテルの一室で村岡媒酌のもとで、芳介とはるみの結婚式がおこなわれた。形だけの三々九度をし、村岡は出ていく。芳介はこれで四回目の偽装結婚であった。籍だけを人れるという約束であったのに、入管は厳しいと言って、いきなりはるみにのしかかる芳介。彼にとってこれも報酬の一部であった。
その夜、店に出たはるみは、異常にノッているように見えた。偽装結婚には多額のお金が必要であった。まだ頭金しか払っていないはるみは必死だった。一杯三百円のチップ制のドリンクをたて続けに飲み、トイレで叶き、そしてまた飲む。従業員ケンはトイレではるみを見かけ、哀れに思っていた。トイレの個室が開き、さゆりがケンを呼ぶ。さゆりはケンの股間をまさぐりながら、はるみの偽装結婚をやめさせる計画を打明ける。さゆりはケンがはるみを好きなことを知っていた。やさしくて、どちらかというと気の弱いケンなら、きっと共犯者に出来ると思っていた。ケンに有無を言わさずパイズリ、フェラチオと責めるさゆり。ここちよい快感の中でoKの返事をするケン。
店が終わり、泥酔したはるみとさゆりを乗せた車をケンが運転していく。途中で車を止め、打ち合わせどおりに出ていくケン。そして、少し後にさゆりも出ていく。窓をたたく音で目を覚ますはるみ。ふと起き上がるとストッキングを被った男が、いきなりのしかかってくる。暴れるはるみを押さえ付け、強引に犯していく。はるみは男のつけているコロンの匂いで、ケンだということに気が付く。後は男のなすがままになっていた。
さゆりはなけなしの金、二十万をもつて村岡に会いに行く。頭金にもならないと相手にもされなかった。もぅなすすべもないさゆり、かといってじっと黙って見守る気にもなれない。うちひしがれたケンとさゆりは、やり場のない感情をセックスでまぎらわすしかなかった。ケンの車の中で激しく求め会う二人。さゆりの足がギアにかかったことも気付かずに。車はゆっくりと動き出し、そして川の中に落ちていった。ふたりの死は心中とみなされた。
ひとりになったはるみは、村岡を呼び出し、ケンとさゆりの葬式をしようといった。ふたりのお墓をたてるためにフィリピンヘ帰るという。大金を出した偽装結婚を放棄して…。村岡はそんな純粋なはるみが好きになっていた。偽りでない愛ではるみを守ってあげたいと思った。
芳介に媒酌を頼み、村岡とはるみはラブホテルでささやかな結婚式をあげた。質素な式であったが、それを微塵にも感じさせないふたりの愛があった。村岡のやさしい愛撫に応えるかのように、身を震わせ、悶えるはるみであった。