和服貞淑妻
襦袢を濡らす
写真をクリックするとスチール大が御覧になれます
◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/監督・脚本:工藤雅典/脚本:橘満八『和服熟女 三十路のさかり』より/撮影:井上明夫/照明:黒田紀彦/編集:金子尚樹/録音:シネキャビン/助監督:竹洞哲也/音楽:たつのすけ/スチール:本田あきら/ヘアメイク:鷲野苗/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆軍司奈津子:沢木まゆみ/坂崎加奈:葉月螢/晴香:佐々木基子/坂崎陽介:なかみつせいじ/軍司三郎:野上正義/浅野拓也:竹本泰志
◆解説◆ 限界ギリギリの超セクシーな装いより、どんな高価な装飾品で身を飾るより、それ一枚で存在がある日本古来から伝わる、優雅な民族衣装の着物。格と、華やかさとを兼ね備え、その内側には男のロマンも織り込んでいる。
しかし、若い女性はなぜ着物を着なくなったのか?活動的ではない、手入れも大変、簡単に着れない、等々の理由らしい・・・が、チャラチャラしたギャル達に、たやすく着てもらっても有り難みが半減する。確かに、着るのは大変だが、ヤルのは簡単!ちょっと裾をたくしあげるだけで、ノーパンのヒップが顔を出す。日本人というのはとても素晴らしい頭脳を太古から持っていたのだろう。サムライ日本!万々歳である。
そこで、エクセスが厳選してお届けする女優をご紹介!『口説きや麗子 火傷する快感』『美人家庭教師 ふしだらな成熟』で十年に一人の艶技力の持ち主といわれた主演沢木まゆみ。最近益々磨きが掛かり、シッポリと濡れる良い女の頂点を究めた。そんな、彼女に和服を着せてみたいと、誰もが望むこの企画。丁寧にラッピングされた包みを開ける時の様に、一枚一枚慎重に剥がすのもよし、殿様気分で帯をクルクルするのもよし、面倒ならば後ろからズボッと一気に突き抜けてしまうのもよし、と和服熟女の味わい方も千差万別。
日本の伝統に思わず感謝したくなる、極上の逸品に仕上げたのは工藤雅典監督。官能的なシーンの連続に、股間に熱いものがたぎるのは言うまでもない。こう御期待!!
◆ストーリー◆ 奈津子は高名な作家の妻である。上品な和服を完璧に着こなし、洒落た邸宅に住む何不自由の無い暮らし。しかし、奈津子の心は満たされていない。夫の軍司三郎とは、二十以上も年が離れている。最近衰えが進み、なかなか奈津子は満足できない。今日も浴場で三郎は奈津子の口の中に早々に果てると、さっさと風呂を出てしまう。奈津子は浴槽の中で我が身を抱きしめていた。
ある日、三郎の仕事場に新しい編集者が訪ねてくる。その男・坂崎を見て奈津子は驚く。彼は学生時代の恋人だった。しかし奈津子はその驚きを咄嗟に隠し、坂崎も何くわぬ顔をしていた。
書き下ろしの小説の執筆が進み、坂崎は頻繁に軍司家を訪れる。隙を見て奈津子は坂崎と話そうとするのだが、三郎に阻まれる。それでもどうにか言葉を交わし、指を絡め、二人の気持ちは否応もなく盛り上がっていく。奈津子は三郎に対する態度が冷たくなる。坂崎は妻へ嘘を付きながら、軍司家に泊まり込むようになる。
ある日、風呂場で滑って、三郎が捻挫をする。病院へ運ばれる車の中で三郎の目が奈津子を責めている。それは奈津子にとって「わざと」ではなかったのだが…。
その晩、奈津子と坂崎は三郎のいない家に帰ってくる。たまりにたまった情熱と欲望を吐き出すように、二人は愛し合う。めくるめく日々が過ぎていく。それは奈津子にとって青春の再来だった。二人はかつてのように逢瀬を重ねる。はつらつとしている奈津子と反対に、病院の三郎はどんどん不機嫌になっていく。しかしそれでも、病状は確実に快方に向かっていた。
やがて退院の日が知らされる。三郎は目に見えて元気になる。奈津子は坂崎に、「どこかへ連れていって」と懇願する。勢いに気圧され、坂崎は奈津子と共に遠い海辺の街まで来る。ラブホテルで愛し合う二人。
その後、喫茶店で一息ついた坂崎は改めて奈津子を見て、愕然とする。自分の目の前にいるのは時代遅れの和服に身を包んだ、ただの田舎臭い女だった。「トイレに行く」と言って席を立った坂崎はそのまま店を出る。一度遠くから振り返ったとき、店の奈津子と目があってしまう。奈津子は男の目に現れた幻滅と臆病さに気が付く。唇を噛み締め、伝票を握りしめ、涙をこらえる奈津子。
坂崎は結局家に戻る。久々に戻った家のベッドルームでは、妻が見知らぬ男と寝ている。男に殴りかかるが、反対にのされる坂崎。
深夜、泥酔し街を徘徊するが坂崎の携帯がなる。奈津子が、家に来るように懇願する。
家のドアは開いていた。中にはいると、奥のドアが薄く開き、光が漏れている。奈津子の声が聞こえ、坂崎は音の方へ向かう。
奥の寝室で、三郎に縛られ、責められている肌襦袢姿の奈津子。三郎は坂崎との経緯を奈津子に喋らせている。足元に携帯が転がっている。坂崎はたじろぎ、音を立ててしまう。三郎に見つかる坂崎。しかし、三郎はただ笑って奈津子の方へ坂崎を招き寄せる…。