ル：津田一郎／録音：シネキャビン／現像：東映化学◆キャスト◆さくら：つかもと友希／千恵子：しのざきさとみ／美津子：風間今日子／与三郎：荒木太郎／熊川：なかみつせいじ／青年：村井智丸／鹿嶋：日比野達郎／ご隠居：久須美欽一
◆解説◆ ポスト女王の座を懸けて、ここに『つかもと友希』復活！！
『浴衣未亡人ー乱れ肌ー』『人妻交換 恥じらい狂い』から、はや数年。ストリップで磨きあげたナイスなボディーと、嘘のつけない艶技は、AV界一押しのNO．1娘。その彼女がノーパン浴衣姿でエクセスに再々登場！真夏の夜の夢の如く、劇場を一世風靡する『ノーパン浴衣妻 太股の肉づき』そこは男達のロマン溢れる夢物語。戻と感動と極上のお色気たっぷりの一時間に下元哲監督がご招待。祭りで着る浴衣も、風呂上がりに着る浴衣も、ねまきに着る浴衣も、声を大にして言いたい！つかもと友希お姉様を見習え！パンティーを着けなくてこそ〈ゆ・か・た〉だ！と・・・。ノーパンの心地好さはそれはもうナントも言い難く、一種の快感に近いものに匹敵する。ノーパンが健康に良い事は、皆さんもご存じの通りですが精神の健康のために是非彼女の〝ノーパン浴衣姿〟を御覧下さい。
＊決して上映中にノーパンにならないで下さい。
◆ストーリー◆ 与三郎は男を作って逃げた女房・千恵子と離婚してから、ずっと一人で××湯を切り盛りしている。
だが、この街一帯も内風呂が増え始め、客の入りはめっきり減っていた。
地上げ屋の鹿嶋が、日参しては立ち退きを懇願し、ついに与三郎はこの銭湯を手放すことにした。
元女房の千恵子
は男に捨てられ出戻り、なぜだか近所にアパートを借りて住み始めている。また、近所のタバコ屋の現代っ子・美津子(17)は、地上げされた後大金が与三郎に転がり込むことを知ってちょくちょくモーションをかけて来る。元々スケベな与三郎は番台に座ったまま美津子にフェラチオさせたりして、男やもめを堪歌していた。
ある日の夜。やはり今夜も客の入りは少なく、与三郎は早めに湯を閉めようと暖簾を下げに表へ出た。と、そこには、今まで来たこともないゆかた姿の美人がいた。「・・・・・・もう、おしまいですか？」
「い、いえ、これからですよ」与三郎は、そのゆかた美人の為だけに、湯をあけた。見れば見るほどイイ女である。与三郎は、見て見ぬフリでゆかたを脱ぐ美人を盗み見ていた。その美人のゆかたの下は、ノーパンであった。
翌日、与三郎はゆかた美人のことを思い惚けていた。お守りにはしっかりと、昨晩ゆかた美人が帰った後に拾った陰毛を入れている。
「今日も来てくれよ‥‥」与三郎は、決して常連の熊川や大旦那に、ゆかた美人のことは言わなかった。そしてその夜も・・・・・・、客が引けた終了間際にそのゆかた美人はやって来た。女たらしの与三郎は、いつものように話しかけて、色々聞き出したいのは山々だったが、どうもゆかた美人には奥手になってしまう。与三郎のストイックな恋は、それから暫く続いた。
風呂屋とは、街の社交湯である。常連の熊川が、最近この近辺でゆかた姿の女が、男を漁っているという噂を聞き付けて来る。最初、気にも止めなかった与三郎だが、段々不安になって来た。
その夜もゆかた美人はやってきたが、やはりそのことを聞き出せない。与三郎は、湯を出たゆかた美人の後を追った。暫く橋の上で佇んでいるゆかた美人を眺めると、橋の上を通りがかる熊川が見えた。ほくほく顔の熊川は、二三言ゆかた美人と会話すると、手を取り合って歩き始めた。
与三郎は、信じられないといった感じで後をつけた。
ゆかた美人の家は、最近引っ越して来たばかりの一軒家だった。庭に潜り込んだ与三郎は、蚊帳の中で絡まり合うゆかた美人と熊川を見つめた。
熊川に向かっ腹をたてながらも、どんどんゆかた美人の魅力に引き込まれていく与三郎であった。
翌日、熊川とケンカして出入り禁止にしたり、自分を誘惑していた美津子が、実は地上げ屋の鹿嶋とツルんでいたことを悟った与三郎は、何もかもがイヤになる。ゆかた美人のためにここを売却することを止めようと決心する。
今日もゆかた美人はやって来た。与三郎は、自分の意志をなんとか伝える。そのゆかた美人は、寂しげにほほ笑んで、与三郎を家に連れて行った。
ゆかた美人の名前はさくら。人妻だった。夫は単身赴任で、地方で暮らしていたのだ。「ひとりでご飯食べるのは慣れっこになったけど、お風呂だけはネ・・・・、いつも一諸に入っ
てたから」ゆかたの紐をほどきながら、さくらは笑った。「明日、単身赴任から主人が帰って来るの。だから、今日で私のお風呂通いもオシマイ」猪突猛進の与三郎は、旦那と別れて一諸に自分と暮らしてくれるように頼む。だが、美人妻は何も答えず、蚊帳の中へと与三郎を導いた。
「明日、待ってる。絶対にまた来てくれ！」与三郎は、必死でさくらを愛撫した。
次の日。与三郎は、客を入れずにじっと待った。二時間、三時間…。だが、さくらは来なかった。
諦めた与三郎は、暖簾をしまいに表へ出る。と、常連たちが待っていた。与三郎は、皆の優しさを素直に受け入れ、今日を最後暖簾をしまう。常連たちの笑い声かこだまする。与三郎は、これでいいんだと、自分を納得させた。
