熟妻の性
蠢く不倫痴態

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『熟妻の性 蠢く不倫痴態』スチール1◆スタッフ◆製作:IIZUMI PRODUCTION/提供:Xces Film/脚本:北沢幸雄『人妻の性 淫乱下半身』より/監督:北沢幸雄/撮影:小西泰正/照明:渡波洋雪/録音:シネキャビン/編集:北沢幸雄/助監督:瀧島弘義/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆
松井ゆかり:水奈りか/北山貴子:桃井桜子/浅田佐織:青井みずき/松井秀夫:佐々木恭輔/北山修平:田嶋謙一/浅田健二:山本清彦/ツーショットの男:神戸顕一
◆解説◆ 十人十色と言うように、十人の女性がいたら、十種類のエクスタシーがある。性器の形も違えば、性感帯も違う。クリトリス派もいれば、ヴァギナ派も、最近ではアナル派もいる。女性にも個性があるように、男性だって長いの、短いの、早いの、遅いの、皮のかぶっているのやら、真珠の入っているのやら、十人十本の持ち物をブラ下げている。
 三組の夫婦が各々の性生活の悩みをスワッピングで楽しく解消していくお話。夫の早漏で一年中欲求不満の妻と、夫がインポになりバイブでしか愛されない妻。前の二組よりはうまくいっているが、妻の方がSEXが強い夫婦。
 三人の妻たちは、ひとりとして自分の夫とのSEXライフに満足を感じていない。全身全霊どんなに夫が妻に尽くしてみても、妻たちの好色さときたら、もの凄い。あげくの果てに貪欲だから、少々のSEXでは我慢出来ない。
 そんな妻たちが次々と引き起こすオマンパワーで、夫たちはメタメタになってしまう。
 主演は水奈りか。ダイナマイトボディの美形ギャル。男の願望をすべて満たしてくれるギャルです。可愛くて、淫乱で、見ているだけで股のつけ根がドキドキしてきます。久々に出たビッグアイドル。
 お馴染み桃井桜子、青井みずきも頑張っています。
 監督は北沢幸雄。楽しくて、エッチな(人妻シリーズ)をお楽しみ下さい。『熟妻の性 蠢く不倫痴態』スチール2
◆ストーリー◆ 松井ゆかりは受話器に向かって、喘ぎ声をあげていた。昼間からゆかりはテレフォンセックスに夢中になっている。実はこれ、彼女のアルバイトなのだ。
 ツーショットのバイトには仲間がいた。一番年上の北山貴子と新婚の浅田佐織だ。3人はヨガ教室で知り合ったのだが、何かいいアルバイトはないか、と言うことで意見が一致して、貴子がこのバイトを提案し、後の二人が快諾したのだ。
 うららかな日差しの昼下がり、3人の人妻は、カーテンを閉め切って、下半身をくねらせながら、甘い吐息を漏らしていたのだ。
 ゆかりはツーショットのバイトを始めてから、夜の生活がめっきり激しくなっていた。昼間のもやもやが夜まで残っていて、車のセールスを仕事にしている夫の松井が帰宅するなり、求めるのだ。妻のバイトの内容を知らない松井は、新婚でもあるまいし、なぜ急にゆかりが激しくなったのかわからない。松井は、妻の要求に応えられるだけ、応えるのだが、それでも疲れた夜など拒否することがある。そんなとき、ゆかりはふてくされてしまう。松井はただ戸惑うばかりなのだが…。
 佐織は、結婚以来エクスタシーを感じたことがなかった。夫の浅田が超早漏なのだ。佐織は、前の晩からのもやもやを、ツーショットダイヤルで解消していた。
 カセットテープからはゆかりの喘ぎ声が聞こえている。ゆかりのテレフォンセックスを貴子が盗み取りしたものだ。貴子と開業医の夫、北山が固唾を呑んでそれを聞いていた。
「いい声だ、一度お願いしたいもんだ」と、北山が舌なめずりして呟いた。二人は、喘ぎ声を聞きながら、考え込んだ。
 一週門前のことだった。欲求不満の高じたゆかりは、ツーショットで相手をした男と、デートの約束をしてしまった。男は想像より落ちたが、まあまあ我慢できた。二人は早速『熟妻の性 蠢く不倫痴態』スチール3ホテルヘ向かった。そんな二人の後ろ姿を、写真に撮る者がいた。貴子だ。貴子はホテルに入るゆかりたちを、バッチリ盗み撮った。
 そんなことは知らないゆかりは、不倫という罪悪感と、男のテクニックに、久しぶりに激しく燃えていた。
 現像された写真を前に、貴子と北山は考え込んでいた。
「いい考えがある。この写真をネタに誘拐ごっこをやろう。こりゃ、凄い刺激になるぞ」と北山が叫んだ。
 土曜日、松井と二人で家でくつろいでいたゆかりは、貴子に電話で呼び出され、例の写真を見せられ、「誘拐する」と宣言された。ゆかりは呆気に取られるのだった。さっそく北山は松井に電話を入れた。
「北山だが、奥さんを誘拐した、返して欲しければ、28万用意して持って来い。さもなくば奥さんにアナルの味を教え込んでやる」
 北山は松井から車を購入していた。その車がこの間故障して、修理費に28万掛かったのだ。電話を受け取った松井は、「寝耳に水、冗談は止せ」と叫んだが、北山は本気らしい。ばかばかしいから放っておこうと思うのだが、ゆかりが心配でたまらない。とりあえず、警察に電話をしてみるのだが、「そんな誘拐があるか」と一喝されてしまった。松井は考えあぐねた末、北山の家に妻を取り返しに行くことにした。北山の家の前で、やってきた松井を貴子が待ち受けていた。貴子は近くの公園へ松井を連れて行った。
「お金を用意するのがイヤなら、私を誘拐して」と、貴子は迫った。
 二人が揉めているところへ、買物に行く佐織が通りかかった。松井は、佐織を見た瞬間、「彼女を誘拐して、身代金28万を用立ててやろう」と、バカなことを思いついた。北山夫婦の策略に、知らず知らずのうちに、はまってしまっていたのだ。
 そんな頃、ゆかりと北山は妙な気分になっていた。弱々しく拒むゆかりに、興奮しきった北山がバイブで責めたたてる。実は北山はインポだったのだ。
 勝手についてきた貴子と、誘拐と称して佐織を家に連れてきた松井は、佐織の亭主、浅田に身代金を要求しようとした。ところが、長距離トラックの運転手の浅田は明朝まで帰らない、と言うのだ。松井は、仕方なく北山の家に電話して、佐織を誘拐したことを告げ、「金を用意するから明朝まで女房に手を出すな」と怒鳴った。『熟妻の性 蠢く不倫痴態』スチール4
 北山は、「そんなに待てない、好きなようにさせてもらう」と、嘘をついて電話を切った。
 それなら俺も、と松井は佐織に襲いかかったのだ。最初こそ抵抗したものの、佐織は、夫の早漏を愚痴り、絶頂へ導いてくれるなら」と自ら躯を開いた。佐織は、松井の下で矯声をあげ始める。貴子は、「どうして私にしてくれないの」と、ぶつぶつ言いながらも、興奮して二人の行為を見つめた。佐織が、絶頂を迎えた。そこへ、北山から電話が入った。
「いよいよこれから、お前の女房にアナルの快感を教えてやる」と、怒鳴るように言って、北山は電話を切った。
 松井は、再び舞い上がった。まだぐったりと体を横たえている佐織の尻に突進していった。
 夜が明けた早朝、疲れ切った松井は、眠い目をこすりながら浅田家に電話を入れた。
「奥さんを早く連れ戻しに来てくれ」と、拝むように言って、電話を切った。
 松井に抱かれ何度も絶頂を覚えた佐織は、亭主のところに帰るのはイヤだ、「離楯する」と言い出していたのだ。
 早速、浅田が飛んできた。話を聞いた浅田は、顔面蒼白になり、松井に飛びかかるのかと思いきや意外にもうなだれ、涙ぐんだのだ。「佐織が自分には満足していないのを知っていた」と言うのだ。
 何だか重苦しい雰囲気に包まれたとき、待ってましたとばかりに、貴子が口を挟んだ。
「あなたの早漏が治ればいいのよ、私に任せてくれれば治してあげる」
 佐織と松井の前で、浅田の治療という名目で、貴子とのセックスが始まった。熟練の貴子は、浅田がイッてしまっても、喘ぎ続ける。自信が出てきた浅田は直に回復して、再び貴子を責める。今までには考えられなかった位の時間が過ぎた。浅田が自信を取り戻した。それを見ていた佐織が、嬉しそうに領いた。
 浅田と佐織が帰り、二人きりになった松井と貴子は、疲れ切っていた。
「あんた達夫婦は、いつもこんなことやってるのか」と、頭を抱え込んでいた松井が、呟くように問いかけた。
「うちの夫、ダメなのよ。インポなの。それを治すためにいろんなことしてみたけど……」と、貴子が笑みを浮かべた。
 それぞれの夫婦が、人知れず性の悩みを抱えて、我慢して生活している。そんな思いを知らされた一日であった。貴子が出て行くと、すれ違いにゆかりが戻って来た。バイブだけでは物足りなかったゆかりは、松井を押し倒して馬乗りになった。ゆかりとするSEXがこれほど新鮮に思えた時はなかった。