黒髪マダムレズ
三十路妻と四十路熟女

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◆スタッフ◆製作:シネマアーク/提供:Xces Film/脚本:関根和美/水上晃太/監督・撮影:下元哲/照明:代田橋男/録音:シネキャビン/編集:坂井編集室/助監督:高田宝重/像:東映ラボテック
◆キャスト◆金城幸江:鏡麗子/森島麗香:しのざきさとみ/猪瀬紗織:佐々木基子/金城和哉:なかみつせいじ/北村邦弘:牧村耕次
◆解説◆ オンナとオンナの絡みは果てる事を知らない。何処までも貪欲に相手の身体を貪っても、終わりの無い究極のセックス。射精と共に終了しまう性行為と違って、生殖を伴わず只の快楽でしかないレズは、私たち男にとって未知の領域である。そんな女同士の禁断の愛を描いた作品が完成した。『黒髪マダムレズ 三十路妻と四十路熟女』
 主演は鏡麗子。ムッチリとした身体と、濃厚な愛撫で男も女も骨抜きになる。『レズは本当に好きなの』と趣味と実益を兼ね備えた究極のレズショーをお楽しみ下さい。
 監督は下元哲でお贈り致します。
◆ストーリー◆ ひなびた温泉旅館の一室、金城幸江(32)は今夜もお座敷ストリップ嬢として華麗な舞いを踊っていた。やがてそれはレズビアンショーへと移行していく。パートナーは猪瀬紗織(35)。彼女はストリッパーになって五年という古株で、幸江をリードして激しく絡み合っていく。幸江は絶頂を迎えながら、自分の転落人生に思いを馳せる。ストリッパーになって一年になる。老舗料亭の若女将であった幸江がここに勤めることになったのには深い訳があった
 一年前、幸江は若女将として何不自由なく生活していた。今夜も夫の和哉(36)の腕の中で激しく身悶えていく。和哉は先代から受け継いだこの料亭を幸江に任せ、自身は奔放に暮らしていた。
そんなある日、嵐が訪れた。東京から突然高利貸しが現われ、一億円の借金返済を迫ったのだ。聞けば、和哉がギャンブルで作った借金だという。幸江はにわかには信じられず、懸命に和哉を探したが、既に消息を絶っていた。追い詰められた幸江は料亭を担保に借金を返済しようと試みたが、これもすでに担保に取られていた。この瞬間、彼女の肩に一億円の借金がのしかかったのだ。
 その日のうちに、幸江は高利貸しの事務所に監禁された。そしてそこで女社長の森島麗香(46)に再度、厳しく借金返済を迫られたのだった。「そんなこと言われても、返すお金なんかどこにも…」「だったらその身体で返すしかないわね」麗香はそう言うといきなり唇を重ねてきた。驚きのあまり声も出せないでいる幸江の服を脱がし、抱きしめてきた。幸江は懸命に逃れようと抵抗する。麗香はその頬を平手打ちし、囁きかける。「奥さんいい身体してるじゃない。頑張って稼ぎなさいよ」それでもなお抵抗を続ける幸江に、麗香は奥から手下の北村邦弘(42)を差し向けた。麗香が目配せをすると北村は物言わず幸江に襲いかかり、無理やり犯していく。麗香は悲鳴を上げる幸江を見て薄ら笑いを浮かべながら、恍惚とオナニーを始める。北村は激しく責め立て、やがて膣内に大量の精液を噴出する。幸江は朦朧とする意識の中で、カメラのフラッシュライトを浴びていることに気づく。「今日からは私のペットとして働いてもらうわよ」カメラを片手にそう語る麗香を見た幸江は、もう逃げられないと観念したのだった。
 その夜、幸江が独り泣いていると、肩を誰かに叩かれた。見ると紗織だった。「アンタね、新人っていうのは」幸江は助けてくれと懇願したが、紗織は話をはぐらかすように自身の身の上話を始めた。紗織はIT企業の社長夫人でヒルズ族として何不自由ない生活をしていたという。それが突然会社の経営が傾き、あっという間に破綻した。残ったのは莫大な借金だけ。「私一人に借金を押し付けて旦那は蒸発しちゃった」幸江は自分も同じような境遇であることを打ち明け、再びここから逃げ出したいと懇願した。だが紗織はその要求をきっぱり拒否し、ここにはここの生き方があるのだと諭した。「ここまで落ちたら二度と這い上がれないんだよ。ここで上手く泳ぐことを覚えるんだね」幸江はその言葉に打ちのめされた。
 それからの日々、幸江は麗香に責め抜かれた。逆らおうとすると例の写真のことをちらつかせ、世間に公表すると脅かされた。ある時は縛られ、ある時はオモチャで責められ、幸江は心身共に麗香に屈服していった。
「ぼちぼちデビューしてもらわなくちゃね」幸江は着物を着せられ、北村に力ずくで車に乗せられると、隣にはすでに紗織の姿があった。何処に行くのか訊ねる幸江に皆何も答えなかったが、紗織が一言だけ「お仕事よ」と呟いた。
 車が停まったのはとある旅館の勝手口だった。幸江は車内から引きずり降ろされ、とある一室に連れ込まれた。紗織に背中を押され転がるように次の間に出ると、そこには数人の酔客がいた。「これがお仕事よ。さっさと踊りなさいよ」戸惑う幸江を尻目に紗織は音楽に合わせて着物を脱ぎ出す。幸江が逃げ出そうとすると北村の目が光っていた。幸江は屈辱感にまみれながら踊り始めた。その着物を紗織が器用に脱がしていく。呆然となすがままになっている幸江に紗織が愛撫を加えていく。拒もうとするが、酔客の目が光っている。その熱い目線の中で幸江の身体は感じていく。彼女は羞恥と屈辱感にまみれながら絶頂を迎えるのだった。
 酔客の前でのショーが終わった後、放心状態の幸江の耳元に紗織がそう囁いた。北村に導かれ座敷に通されると、先程の酔客の一人がいた。並んで敷かれた布団を見た瞬間、幸江は全てを理解した。自分はお座敷ストリッパーにされた上、客まで取らされる女に成り下がったのだ。幸江は何も言わずに布団に入っていった。
 事が終わり、幸江が部屋を出るとその身体を北村がいきなり抱きしめた。「惚れちまったんだ。お前はこんな掃き溜めにいるような女じゃない。一緒に逃げよう」そう言いながら手を取って走り出そうとする北村を幸江は拒んだ。「掃き溜めで生きるより他にないのよ」幸江はそう言うと自ら車に乗り込んでいくのだった。
 翌朝、幸江は麗香に呼び出された。自室に入っていくと麗香が恍惚とシャブを打っていた。
「私の足をお舐め」幸江は命じられるままにその足を舐め始める。「夕べ、北村にそそのかされたんだって?」幸江は答えずに黙々と舐め続ける。「よく我慢したね、褒めてあげる。もっと頑張れば日の目を見れる日が来るかも知れないよ」「…北村さんは?」幸江は堪らずそう聞いた。一瞬とはいえ自分をここから救い出そうとしてくれたからだ。「さあね、知らない方が幸せなこともあるんだよ。そんなことより、もっと稼げる仕事があるんだ、やってみるかい」問いたげに顔を上げた幸江に微笑みかけながら、麗香は注射器を差し出した。
 お座敷ストリップの会場、幸江は踊りながら前述のようなことを思い出していた。「誰かこの娘にお浣腸していただけませんか?」紗織の声で幸江は現実に引き戻された。
 紗織は浣腸を手に客を挑発する。そこに一人の酔客が案内されて入って来た。見るともなしにその顔を見た瞬間、幸江は凍りついた。蒸発した夫の和哉だったからだ。和哉は自分を捨てておきながらいまだにこんないかがわしい場所で遊び呆けているのだ。幸江の視線に気付いた和哉が愕然と見返してきた。二人は見詰め合ったまま動けない。「お客さん、お願いします」
 二人の様子に気付いた紗織が、抜け目なく和哉に浣腸を握らせた。酔客達が囃し立てる中、和哉は逃げ出そうとする。その背に幸江の言葉が突き刺さった。和哉はおもむろに振り向くと幸江に歩み寄っていく。そして、目を背けながら震える手で浣腸を差し出した。幸江はその手をきつく握り、自らの尻に導いた。「さ、お願いします」幸江の決然とした声に和哉は言葉を飲んだ。そしてきつく目を閉じ、浣腸を握る手に力を込めた。幸江の体内に液が残らず注入された時、和哉は泣いていた。
 幸江の腹が鳴り出した。咄嗟に和哉は逃げようとした。「最後まで見るのよ」その声に愕然と振り返った和哉の目に、恍惚となる幸江の痴態があった