三十路同窓会
生々しい不倫妻

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『三十路同窓会 生々しい不倫妻』スチール1◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/脚本:有馬仟世『三十路同窓会 ハメ頃の人妻たち』より/監督:大門通/撮影:佐藤文男/照明:藤塚正行/編集:金子尚樹/助監督:加藤義一/スチール:本田あきら/製作担当:堀田学/ヘアメイク:小島美樹/録音:シネキャビン/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆友美園田菜津実/深雪岡田亜沙美聖子篠原さゆり伸雄杉本まこと山内よしのり川村久須美欽一
◆解  説◆
 やっぱり女は男次第よネ…ふと、回りを見渡せばハッキリと雲泥の差が出ている。とくに三十路と聞くとここ迄か、これからか、男も女も、人生も、一つの節目のような気がする。
 数年ぶりの同窓会、「久しぶり、どお、元気?子供何人だっけ?ふ〜ん、良い奥さんしてんだ、羨ましいな良い旦那と子供に恵まれて、相変わらず綺麗ネ」こんな建前的な言葉が飛び交う中、馬鹿言ってんじゃないよ所帯ヤツレして昔の可愛らしい影もない、男だって同じ、何だよその頭ハゲ上がっちゃって、ヤダネーッ、ただのスケベ親父じゃねーか、あ〜あ昔は良い男だったのに…よかった。これが本音である。でも、中にはいるんです驚くほど綺麗になったあの子が…熱女という言葉もお似合いになって、脂も乗って益々女に磨きがかかり、今日の主役!三十路のシンデレラである。何々、話を聞けば若い旦那をもらって、おまけに浮気を続行中!自由奔放スキャンダラスな女、ナゼか美しい。そろそろ年かなと思ったら、若い男のエキスを吸いまくれ!どんなに高値な化粧品も、高級エステも一切不要、一目瞭然!効果抜群!三十路の若さと綺麗の法則ここにあり!
 熟れきった体を持て余している、三十路の可愛らしさをしる男達に送る。主演に見ているだけでは惜し過ぎる、ハメ頃の女園田菜津実と、あの興奮度200%の『緊縛十字責め』の主演岡田亜沙美が色気と共に帰ってきた!監督は今回も期待がかかる大門通。熟女のムンムンとむせ返る熱気か温泉か、のぼせ倒れた男達が続出!乞御期待!
◆ストーリー◆
 久しぶりの大学のクラス会が終わった後、仲良しの有美と深雪は風呂に浸りながら、昔話に花を咲かせている。去年再婚した有美は、夫が地方に単身赴任中なので、気楽に義理の息子と娘の世話をしていると話す。深雪はそんな有美の若々しい肉体に羨望の眼差しを投げかけ「若いわね。なにか、特別な手入れでもしてるの?」と尋ねる。「若いエキスをたっぷり吸ってるからよ」と答える有美。「誰か若い男と浮気しているの?」とまじめに驚く深雪。「冗談よ」と笑って答える有美だ。『三十路同窓会 生々しい不倫妻』スチール2
 有美は深雪の夫婦関係が気になる。深雪の夫の伸雄は大学のクラブの先輩で、かつて有美も伸雄に心を寄せていたのだが、伸雄は有美より深雪を選んだのだ。「夫は浮気もせずにすごくまじめ、私たちの夫婦仲はすごく円満よ」とのろけて見せる深雪だ。有美は深雪に伸雄への昔の気持ちを告白して、学生時代のクラブ旅行で、二人のSEXを覗き見したときのショックを話す。
 学生時代の有美が寝ている。気がつくと隣に寝ているはずの深雪の姿がない。部屋の戸が少し開いている。と廊下からかすかに喘ぎ声が聞こえてくる。有美は驚き廊下に出る。
 布団部屋の中から聞こえてくる女の喘ぎ声。有美が中を覗くと、学生時代の深雪が伸雄に抱かれている。その濃厚な情事。ショックを受ける有美は、悔し涙に暮れながら一人で寂しくオナった。
 今だから笑って話せる有美だった。驚きとともに聞いていた深雪は、急に顔を曇らせて「実は困ったことが起きたの。同じ仲間として助けてほしいの」と有美に悩みを打ち明ける。それは有美と深雪は学生時代、同じ愛人バンクの『夕暮れ族』に入っていて、バイトのつもりで遊んでいたのだ。深雪はその時の愛人契約の相手に、現在脅されていると言う。顔色を変えて「詳しく話して」と言う有美に深雪は語り出す。
 ある日、深雪は電車の中で痴漢にあった。その痴漢が昔の愛人契約の相手・村川だった。村川は昔の面影はなく、薄汚れた中年男になっていた。「騒ぐんじゃねえよ。昔の愛人を忘れたか。俺は町でお前を見つけて後をつけ、お前の家も、旦那の勤め先もみんな調べてあるんだ。騒ぐとみんな旦那にバラスぞ。旦那は昔のお前のバイト、知らないんだろう?」と耳元で囁いた。深雪は恐怖のあまり頷くだけだった。
 村川に連れ込まれた深雪が、犯される。久しぶりの深雪の体に燃え上がる村川。村川は執拗な愛撫を繰り返しながら深雪を脅す。村川は勤めていた証券会社が倒産して今は無職の身上だ。さんざん深雪を凌辱したあげく、これから毎週のデートと小遣をせびり出す。「昔の借りを返せ」と言うのだ。「いやなら、夕暮れ族の売春娘だったことを旦那に言ってやる。それでもいいのか?」と脅した。
 湯上がりの二人が深刻な顔付きで話し合っている。深雪はそれから半年もの間、村川の言いなりになつていると言う。「もう、自由になるお金もないし…どうしたらいいの」と涙を流す深雪である。同じ売春バ『三十路同窓会 生々しい不倫妻』スチール3イトをしていた有美にとっても、これは他人事ではない。深雪は「夫に昔のことを知られたら、きっと離婚されちゃうわ。あの男をだまらしてくれたら、お礼になんでもするわ。お願い何とかして」と有美に泣きついた。考えた有美は「…伸雄さんの浮気を許せるのなら、私が村川を黙らせてあげる」と答えた。「それ、どういうこと?」と尋ねる深雪に「だって不公平じゃない。脅されたとは言え、あなたは昔の愛人と浮気をしているのに、伸雄さんだけに貞操を求めるなんて、そうでしょう?」と問い返す有美だ。深雪は渋々頷き「夫の浮気は許すから、あの男を何とか黙らせて」と頼んだ。
 有美が義理の息子と娘と夕食を取っている。そこへ赴任中の夫から定時の電話連絡がある。兄の賢は浪人中で予備校通い。妹の聖子は来年受験を控えた高校生。二人とも勉強熱心なまじめな子だ。一見した所、幸せそうな普通の家族である。
 ベンチに村川が座っている。有美を連れた深雪が来て、有美に「あの男よ」と教える。有美は頷くと深雪を帰し、気丈に一人男に近づき「これ以上、深雪に付きまとうのは止めて、さもないと警察に訴えるから」と強く迫った。村川はそれを聞くと笑って「できるならやってみろ。表ざたになれば、すべてが旦那に知られる。そういうお前も昔の深雪の仲間だろう。今日はお前があいつの代わりか?」と嫌らしく有美の体を眺めた。「代わりに抱かれてやってもいいから、もう深雪には近づかないで」と頼む有美に、村川は素直に頷いた。
 村川に犯される有美。されながら必死に頼む有美である。散々弄び、有美から小遣いまでせびり取った村川は「来週は必ず、深雪ひとりで来させろよ」と笑って出て行った。騙されて唇を噛み締める有美である。
 息子の賢と夕食を取る有美。そこへ娘の聖子から電話があった。
 携帯電話する聖子「友達の家で勉強してるから、遅くなるわ」と電話を切ると、盛り場に向かって歩きだす。
 シャワーを浴びる有美。それを覗き見する賢である。それを知って、わざと大胆に体を開いて見せる有美。 
 一人テレビを見ている賢。湯上がり姿の有美が来て、賢を誘う。賢はたまらず有美に抱き着く。二人の関係は前からなのだ。そこへ聖子が帰って来て、母子の情事を覗き見してしまう。激しいショックを受けた聖子、たまらず家から飛び出す。
 情事の後で、有美は賢に『おやじ狩り』を頼む。驚く賢に「友達を恐喝する悪い男を懲らしめたいの。してくれたら、いつでもあなたを抱いてあげるから」と抱き鎚る。頷く賢だ。
 夫の伸雄に抱かれる深雪。村川の事が心配の深雪は気が乗らない。そんな様子の深雪を心配する伸雄。深雪は「ちょっと気分が悪いだけ」と嘘を言い『三十路同窓会 生々しい不倫妻』スチール4、伸雄に甘えて見せる。
 村川がベンチで待っていると、急に賢たち数人の若者が襲い掛かる。袋叩きに合う村川。その様子をしばらく見ていた有美が、賢たちを止めてポロポロの村川に言った「なめんじゃないよ。これ以上、深雪に付きまとうと、ほんとに命がないよ。あんたそれでもいい?」「許してくれ、もうしないから」と必死に謝る村川である。
 深雪に電話する有美。村川のケリがついたことを知らせた。それを聞いて喜ぶ深雪だ。次に有美は伸雄の会社に電話して、食事に誘った。
 昔話に盛り上がる有美と伸雄。酔った勢いでしなだれかかる有美を抱きしめる伸雄。伸雄も満更でもない。
 伸雄に抱かれる有美。有美は昔から好きだったこと、深雪に取られて悔しかったことなどを告白する。有美は今度の休日に温泉行きを約束した。
 有美が待っていると、伸雄がやって来た。しかし伸雄は有美との浮気を断った。驚く有美は「どうして? 深雪の事なら大丈夫。あなたの浮気は許すって約束してくれたわ」「そうじゃないんだよ」と伸雄「あいつもバカだなあ。君によほど弱みを握られたのか。学生時代の『夕暮れ族』のことなら知ってるよ」と言う「ええつ!」と驚く有美。「そんなこと、とうの昔から知ってたよ。男仲聞じゃ有名な話さ、君たちのしていたバイト。僕は売春バイトを知ったうえで、あいつと結婚したんだ。だから僕は今でも気楽に遊べるんだ」とあっけらかんに言う。そのとき伸雄の携帯電話が鳴った。伸雄は誰かをこの部屋に呼んだ。「君には悪いが、今、援助交際って奴やっててね。僕はそっちの若い娘と楽しむから、君は一人で風呂でも入ってゆっくりして行ったらいいよ」と言う。要するに振られた有美は呆れ返る。そこへ一人の女子高生がやって来た。それは何と聖子である。互いに驚く三人。すると聖子が開き直り有美に言う。「ママに、私が男に抱かれる姿を見て欲しいの。いつもお兄ちゃんを抱いている姿、私に見せつける仕返しよ」と伸雄に絡み付く。訳を知った伸雄は「これは、おもしろい」と大胆に聖子を抱く。義理の娘の妖艶な姿を見せつけられる有美、逃げることも出来ずに唖然と見つめる有美だった。現代のコギャルは、有美たちの昔の『夕暮れ族』より、ずうっと進んでいたのだ。