春画夫婦の秘かな愉しみ
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◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/脚本:有馬仟世/監督:坂本太/撮影:創優和/録音:シネキャビン/編集:フィルムクラフト/助監督:竹洞哲也/スチール:阿部真也/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆桂木美佐代:今野由愛/紅子:倖田李梨/神部綾乃:瀬戸恵子/モデル:澤野あや//大木和菜桂木慎之介:たんぽぽおさむ/太田黒修平:坂入正三/樫山昇:柳之内たくま
◆解説◆
学生の頃に夢中になって読んでいたエロ本。最近はDVDやネットで事を済ませているので、滅多に読まなくなった。しかし、押し入れの奥にヒッソリと隠していたエロ本を偶然にみつけたりすると、これがまた良い。何が良いかと言うと、カビ臭いエロ本の匂いや、古いグラビア写真、それに『あ、ここで結構ヌイタな〜』とか『やっぱりアナログな感じが最高!』とミョーに懐かしく、またムスコがオオキクなる。そこで、懐かしさなんか通り越して、ずっと昔のエロ本・春画なんか見ながらオナニーがしたいと思い、今回の作品が出来上がりました。
主演は今野由愛。『見られるだけで濡れちゃうの』と身体の感度は抜群の彼女。セックス中の喘ぎ声も顔に似合わず、大胆でどスケベだ。どうぞご覧下さい。
監督は坂本太でお贈り致します
◆ストーリー◆
閑静な住宅街にある和風創りの古めかしい邸宅。桂木慎介の家。
深夜、一人寝床についている後妻の美佐代。寝付けない。夫の慎介はまだ寝間にやってこない。火照った体を持て余す若い新妻だ。美佐代な床を抜け出すと夫のところへ。
慎介の仕事部屋には、まだこうこうと明かりがついている。その下で筆を走らせる慎介がいる。慎介が描いているのは美人画の錦絵だ。美佐代は夫を誘うが「先に休みなさい。明日までに仕上げなくてはいけないんだ。太田黒がとりに来るからね」とつれない態度。仕方なく集佐代は浴室に向かい、シャワーで火照った体を冷やすが、ついつい寂しさのあまり自慰を始めた…。
翌朝、内弟子の学生・樫山に朝食を食べさせ、学校に送り出すと、美佐代は仕事部屋で寝ている慎介を起こす。仕上がった錦絵を見て微笑む美佳代。「やはりこの人の才能は本物だ」と思う。昼過ぎに画商の太田黒がやって来た。慎介の大事なスポンサーで五十過ぎの太田黒は、美佐代をその内側まで見透かすように助平そうに見つめる。その腰つきを、美佐代はどうしても好きになれずにいる。慎介は太田黒に仕上げたばかりの錦絵を見せる。すると太田黒は「今どき、この手の絵はなかなか売れない。約束の代金は払うが、これからは枕絵を描いてくれないか。借金も大分溜まっていることだし、ここらでひとつ売れる絵を描いてくれ」と頼み、参考資料として春画画集を置いて帰った。
そんなある日、美佐代は兄嫁の綾子から呼び出しを受ける。久しぶりに会った綾子は美佐代の暮らしぶりを伺うが、美佐代は意地で「心配しないで、うまくやっているわ。幸せよ」と言い張る。綾子はそんな美佐代の言葉に疑念を露わにして、慎介の悪口を言ってニ人は別れる。美佐代は綾子に女として敵意を感じた。
内弟子の樫山が若いモデル数人を連れてやってきた。樫山はモデルたちに痴態なポーズを取らせる。その露わな姿を詳細に写生する慎介。憤介は仕上げた単体春画を太田黒に見せる。大田黒はその細やかな筆遣いに満足しながらも、「単体よりも濃厚なまぐあい図のリアルな奴がいい。風俗上がりのモデルを紹介するから、ぜひ頼む」と言う。帰り際、太田黒は美佐代に好色そうな目つきで卑猥な冗談を言って帰る。愛想笑いで見送る美佐代。
樫山が玄関先を掃除していると、和服姿の生意気そうな若い女・紅子がやって来て「先生は居るかしら」と尋ねる。紅子は樫山を家の使用人か手伝いのように見下す。紅子は慎介に会って初めて、自分が太田黒から紹介されたモデルであることを名乗る。
憤介の命令で、樫山が紅子の相手をさせられることになる。樫山はこの時とばかりに紅子を激しく責め立てた。慎介の見ている前で、樫山に犯される紅子。慎介は筆を手にして犯されてよがり出す女・紅子の痴態を写生していく。
その夜、仕上げに取り掛かる慎介。美佐代が誘いに来るが「先に休みなさい。今夜は、これを仕上げるから」とまたしてもつれない。慎介の筆先に描かれている濃厚な枕絵。それを見てゾクッと感じる美佐代。あまりにも生々しいのだ。美佐代は堪らず、寝床でバイブを使って自慰を始める。そのあえぎ声を聞きつけた内弟子の樫山が襖の隙間から、寝間を覗く。そこに展開される妖艶な生々しい美佐代の痴態。樫山は喉を鳴らして自分の一物を擦り出す。その姿をトイレから出て乗た慎介が、偶然見つけてしまう。美佐代の痴態に誘われて興奮する樫山。慎介にある企てが芽生えた。
公園を散歩する師とその弟子。慎介は樫山にある企てを打ち明けた。驚く樫山に慎介は言う。「俺は売れる画家になりたい。俺の新しい枕絵のためにやってくれ」そう言われて、樫山は領いた。かいがいしく仕事部屋の掃除をしている美佐代。すると音もなく樫山が現れて、背後から襲い掛かる。必死に抵抗する美佐代。「あなた、助けて」執拗に襲い掛かる樫山。すると隣室の襖が開いて、筆を構えた慎介が「続けろ、樫山!」と叫んだ。驚く美佐代。「許せ、美佐代。これも芸術のためだ」その青葉を聴いて、体から力が抜けて行く美佐代だった。多年の思いを一気にぶつける樫山。その濃厚な愛撫にもだえよがる美佐代であった。その姿を冷たい眼差しで見つめて描く慎介。
深夜、仕上げにかかる慎介が居る。その真剣な眼差しは、もはや誰も寄せ付けない。目を見張る生々しい春画の誕生だ。
出来上がったニ枚の春画を見て、大いに満足する太田黒。その一枚のモデルが美佐代であることは歴然としている。太田黒は「もう一枚、今度はこのモデルと俺との絡みを描いてくれ。そうしたら今までの借金は棒引きにしても良いぞ」と言い出す。考え込む槙介だった。
その夜、慎介は寝床の中で太田黒の意向を美佐代に伝えた。黙って頷く美佐代だった。
慎介の目の前で太田黒に抱かれる美佐代。それを冷たく見据えて筆を走らす慎介。太田黒の執拗な愛撫にもだえて果てる哀れな新妻。醜男が美女を犯す、一風変わったエロスが漂う猟奇的な枕絵が完成する。
その夜、風呂上りの美佐代は綾子に電話して「相談したいことがあるから、明日、家に来て」と告げた。そこにやって来た樫山に何事か言いつける美佐代だった。
翌日、綾子が和服姿でやって来た。美佐代は客間に綾子を案内すると部屋から出て行く。すると突然樫山が現れて、綾子に襲い掛かる。隣室では、美佐代が慎介に兄嫁の犯される姿を描くように強く命じた。その剣幕に押されて筆を執る慎介。襖の隙間から、樫山に犯される綾子の痴態を写生する慎介。それを冷ややかに見守る美佐代だった。
その夜、慎介がその絵の仕上げにかかっていた。その頃、一人静かに家から出て行く美佐代の姿がそこにあった。