三十路喪服妻
わき毛の匂い

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◆スタッフ◆製作ワイ・ワン企画/提供Xces Film/脚本・監督木村純/撮影鷹野聖一郎/照明保坂芳美/録音シネキャビン/編集フィルムクラフト/音楽後藤英雄/助監督関良平/スチール菊地康陽/メイ『三十路喪服妻 わき毛の匂い』スチール1大へ!田代友美/現像東映ラボテック
◆キャスト◆滝川亜矢子広瀬和菜/美佳青山ゆかり/玲子瀬戸恵子/松本和夫千葉誠樹/滝川真一からみ一平
◆解説◆

 女にとってわき毛など、こんなに面倒なものはない。できることなら一生生えてこなくても全然困ることのないじゃまなわき毛。色々な方法で、丁寧に剃り落されるか、根元から脱毛される。さらに、処理後の美しさも考えなければならない。夏場などわきが見える時には本当に気を遣うのだ。そして『恥ずかしい』『みっともない』という意識からか、毎日のようにその行為は繰り返され、伸ばしている人など見たことがない。きっと多くの女性が自分のわき毛はどこまで伸びるのか知らないに違いない。
 いつもは剃られるか、抜かれるかで無造作に捨てられ、けむたがられるわき毛だが、今日は晴れの主役の座を手に入れ『みっともないわき毛』から『いやらしいわき毛』に早変わり。そして何よりもエクセスファンの皆様には喜んでもらえるとは、わき毛自身もそうは思わなかったことだろう。
 思わず『わたくしのわき毛はわたくしの物であり、わたくしの物ではござあーません』とかつてのわき毛の女王もこれだけ伸ばせたか?と、保険こそは掛けていないが、彼女の立派なわき毛は一体誰のものなか?この撮影が終わった後は一体どうしてしまうのか?希望者にプレゼントと言うわけにはいかないが、せめて画面に近付いてみて下さい。わき毛が鼻をくすぐります。
 監督にはエクセス初の木村純。わき毛の一本一本までを繊細に写し出します。乞御期待!
◆ストーリー◆
 滝川亜矢子(28歳)は、夫の一周忌法要が終わった夜、寂しさに自らを慰め、よせてくる快楽にむせび耽った。喪服に包まれた白い肉体がゆっくりと震えだし、まさぐる指先に任せていった。『三十路喪服妻 わき毛の匂い』スチール2大へ!
 とそんな時、電話がなつた。 呼吸を整えて受話器を握る亜矢子の耳に、怪しげな男の声が流れた。「奥さん、寂しいのかい。ずいぶん気持ち良さそうだね。いま何処を触っているの、もうびしょびしょじゃないか」 亜矢子は瞬間的に、「覗かれている!」と考えたが、部屋にはそんな気配は何処にもなかった。
 数日が過ぎた。
 再び電話が鳴った。「奥さん、今どんな事をしてるんだい。そろそろ今夜辺りやるんだろ。今日はどんな下着を付けているのかな。薄いレースの白のパンティー。奥さんには、それがぴったりだ」 恐怖で受話器を置いても、続け様にベルが鳴る。恐る恐る話し相手になっていると、話の内容が次第に露骨になってくる。亜矢子は、その声に誘われるまま、自らの身体に愛撫を加えていくのだった。やがて夢中になり、電話の向こうの声とのセックスが絶頂へと誘うのだった。
 夫に抱かれた日々の快楽。まるで現実のように蘇ってくるのだった。
 夫の親友だった松木和夫(40歳)の訪問を受けた日。 話も弾み、励まされてつい例のいたずら電話の相談をした。心配をした松木は、自分の携帯電話の番号を渡した。「いつでもかまわないからここに電話してください。女性ひとりじゃ不安でしょうから、僕だったら滝川も安心でしょ」 松木の妻は以前から難病に侵されていて、長い間病院生活が続いている。 亜矢子は夫の生きていた頃、一度だけ見舞いに行ったことがあった。 松木の苦労を、夫と一緒に励ましたりもした関係だった。
 松木には、若い愛人がいた。松木のそんな行動を、亜矢子は仕方のないことだと思っていた。松木のセックスは、もっぱらその若い愛人を相手にしていた。妻の看病の反動もあってか、かなりの激しさである。 電話は相変わらず鳴り続けた。亜矢子が出ると、男は前にも増して、卑猥な言葉を投げつけるのだった。この頃の亜矢子には、恐怖よりむしろ快楽を導く道具のひとつのように感じていた。そして、電話の相手の言いなりに快感を貧っていった。夫との幻想に酔いながら、次第に絶頂へ昇りつめようとした瞬間。
 『三十路喪服妻 わき毛の匂い』スチール3大へ!夫の幻影が松木に変わった。
 亜矢子は慌てて電話を切った。
 ためらいながらも亜矢子は、松木の携帯電話にダイヤルした。訪れた松木に「今夜だけでも、お願いだから泊まってくださらないかしら」亜矢子と松木はその夜、どちらともなく求めあった。 久しぶりに男との交わりに、亜矢子は憑かれたように燃えた。狂おしく、激しく、亜矢子の身体が小刻みに震えていくのだった。
 数日してまた、電話が鳴った。
 「奥さん、この間は久しぶりに燃えたようだね。いい声だったよ。思わずこっちも昇天してしまったよ。さて今夜は、俺の誘導じゃなく、こっちの声で楽しんでもらえるかな」
 電話の向こうから、女の喘ぐ声が聞こえてきた。 悶える女。 肉体が、男にようて翻弄されて、悶え、歓喜にまかせている。 執拗な愛撫に幾度も絶頂を感じる女。 後ろから、横から、様々に責めたてていく男。 傍らのカセットデッキがその声を録音している。
 あれほどしつこくかかってきた電話が、暫く止んだ。
 そんな折り、松木の妻が死んだという知らせが、亜矢子の元に届いた。慰めるつもりで亜矢子は訪れた。松木はぽつんと部屋にいた。静寂のなか。部屋の一隅にカセットテープが山積みに置かれてあるのを目にした。松木がひとつのカセットテープをセットして、スタートを押した。
 瞬間、亜矢子は松木に押し倒され、まるで飢えた獣のような勢いで、身体をまさぐられていった。『三十路喪服妻 わき毛の匂い』スチール4大へ!
 「亜矢子…」
 「ああ…」
 自然の成すがまま、男と女が結ばれていくのだった。
 とその時、カセットデッキから、切なく悶える女の声が流れてきた。亜矢子は驚いた。テープから漏れる声は、まさに亜矢子だった。
 「松木さん…」
 盗聴犯人は松木だったのだ。
 テープの声は、男の誘導に誘われるまま、卑猥な言葉を繰り返したり、喘ぎ喘ぎしていた。
 亜矢子の身体はその声を聞きながら、休みなく続く松木の愛撫に、反応していくのだった。
 喪服の裾からこぼれる、亜矢子の白い肉体が、ゆっくりと露出されていく。