恥母の名古屋帯
いじくる

写真をクリックするとスチール大が御覧になれます

『恥母の名古屋帯 いじくる』スチール1◆スタッフ◆製作フイルムハウス/提供Xces Film/脚本国見岳士/監督勝利一/撮影創優和/照明小峯睦男/録音シネキャビン/編集フィルムクラフト/助監督竹洞哲也/スチール阿部真也/現像東映ラボテック
◆キャスト◆竹下志保紫綾乃/草壁松枝瀬戸恵子/草壁いずみ矢藤あき/竹下真一小林三四郎/竹下正雄柳之内たくま/山崎吾郎竹本泰志
◆解説◆

   若い女の子が着物を着て町を歩く姿が最近よく目につく。そう、着物は密かなブームを呼んでいる。昔のように窮屈なイメージを一新して、よりカジュアルになっている。しかし、我々オトコ達は着物の事を『一回脱がすと、着せられないから…』と敬遠しがち…。だが、名古屋帯に限っては違います。初心者のアナタもスムーズに脱がせ、着せられる万能帯。ラブホテルに入っても安心です。それに、お殿様プレイもできます。今回の映画を見て、彼女や奥様に試してみては如何ですか。
 主演は紫綾乃。熟女界ナンバーワンの売れっ子女優紫綾乃が映画初主演。そのドスケベぶりには『弱った息子も生き返る』ほど過激です。熟女の魅力をお楽しみください。
 監督は勝利一でお贈り致します。
◆ストーリー◆
 名古屋で呉服屋を営んでいる竹下志保と夫の竹下は、経営難から、着物の展示即売会を日本全国で行っている。それも経費節減のためトラックに便乗しての移動である。そんなある日、名古屋から仙台に移『恥母の名古屋帯 いじくる』スチール2動中、トラックが東京で故障し立ち往生してしまった。そのため、深夜であったが、東京にいる姉、松枝の家に泊めてもらうことにする…。
 松枝はサラリーマンの夫と離婚。今は山崎という男と半同棲している。その山崎と夜の営みの最中であった。志保は何も食べていないので、何か食べさせてと松枝にお願いし、竹下と共に深夜の食事会となる。
 松枝は志保と竹下に呉服屋がうまくいっているのか聞く。志保の夢だった着物の仕事のため、借金をして作った会社である。しかし、不況で高価な着物は売れず、行き詰まっていた。彼女としては、生活のためにも、また、夫の連れ子である正雄が就職もせずに東京でフリーターをしているため店を閉めるわけにもいかない。しかも、毎月10万円の仕送りをしているのだ。彼はミュージシャンになろうと努力している。
 そこへ、大学生の娘、いずみが酔っ払って帰ってくる。「あらっ、おばさま」と挨拶するいずみ。賑やかになる…。
 翌朝、着物を着る志保。それを憧れの眼で眺めるいずみ。友人の結婚式があるので自分で着物が着られるようになりたいと言って、志保に者付けを教わる。
 松枝は離婚後、看護士の仕事に復帰したため出勤。竹下はトラックの修理のため、先に出てゆく。
 着物教室が始まる。簡単に着るには、名古屋帯がいいという。名古屋帯は大正時代に名古屋の越原春子という教師が多忙のため、早く着物が着られるように考案した帯である。袋帯と違って、胴の部分がはじめから半分に仕立ててあり、一重ですむというもの。
 志保の携帯に夫竹下から、トラックの修理に時間がかかるので、仙台の展示即売会を延期しようという連絡が入る。それならと息子のアパートを訪ねることにする志保。同行するいずみ。
 昼を過ぎているというのに、パンツ一丁でまだ寝ている正雄。そこに志保がやってくる。正雄は宅配便か何かと思いそのままドアを開ける。
 部屋はゴミだらけで異臭すらする。このとき、正雄といずみは初対面だった。志保はタスキがけをして部屋の掃除を始める。しかし、いずみはせっかく着物を着ているので、その汚い部屋に入るのを拒んで、大学『恥母の名古屋帯 いじくる』スチール3へそのまま行ってしまう。エロ本やアダルトビデオを片付ける志保。バツが悪い正雄。正雄は志保のうなじを見ていると思わずそそられてしまい、背後から襲い掛かる。元々、継母である志保には抵抗を感じていて、東京に家出同然にやってきたのだった。激しく抵抗する志保。それでも着物をはぎとる正雄そして…。終わったあと、気まずい雰囲気の二人。何事もなかったかのように着物を着る志保…。「おやじに言うのか」と正雄。「こんなこと言えるわけないでしょう」と志保。
 松枝の家でボーっとしでいる志保。携帯が鳴る。借金の返済の催促の電話だった。そこへ帰ってくるいずみ。そのやり取りを聴いてしまう。
 帰りが遅くなるという松枝に代わり夕食の支度をする志保。手伝ういずみ。志保はそれとなく山崎のことを聞く。山崎は松枝が勤める病院の患者だったという。仕事は中古車の販売をしているらしかった。いずみはあまり好意をもっていない。そこに、竹下が帰ってくる。トラックはエンジンがだめになっていて、修理するよりは買ったほうがいいと言われたと話す。しかし、新車を購入するお金などなく、これからどうするか思案する志保。仙台での展示即売会は明後日に迫っている。その後は青森、北海道を回って名古屋に帰ることになっているのだ。このままでは会場のキャンセル料など余計な経費がかかってしまうことになる。
 松枝の帰宅と入れ違いに出てゆく竹下。彼は大学時代の友人と酒を飲む約束をしていた。
 松枝に相談する志保。いずみも何とかしてあげたいと思うが学生の身分で貯金などなく、松枝にしてもいずみの学費で手一杯だった。正雄への仕送り分でも削れば、トラックを買う頭金になるかもしれないが、などと頭をかかえる志保…。そこで、松枝は中古車販売をしている山崎に電話をする。その返事ほよいものではなかった。
 ヘッドホンステレオにギターケースを持ってアルバイトにでかける正雄。それを待ち伏せしているいずみ。彼女は定職にもつかず、好き勝手なことをしている正雄に憤りを感じていた。志保たちが、生きるために一生懸命仕事をしているのが分かっているのかと言い寄る。そんなこと知ったことじゃないと突っぱねる正雄。いずみは彼の頬を思いっきり引っ叩く。何しやがると彼女の手を掴む正雄。「あんたなんか最低の男ね」と手を振り払って去るいずみ。なすすべもなく見送る正雄…。
 考え込んでいる志保と竹下、それにいずみ。会場にキャンセルの電話をかけようとしたとき、山崎がやってくる。彼はトラックをもってきていた。『恥母の名古屋帯 いじくる』スチール4
 突然のことで、経緯が分からない志保たち。山崎は正雄がトラックの購入資金をもってきたと話す。
 正雄はお宝のバイクを売って金を作ったのだった。感動するいずみ。竹下は正雄に電帯する。だが、留守電になる正雄の携帯。正雄は照れくさかったので、携帯にはでなかった。しかし、今度は正雄が志保に電話をかける。
 電話にでる志保。正雄は彼女に乱暴したことを謝り、これからも仕送りを頼むと言って切った。
 その夜。志保は安心して、竹下と夫婦生活を営む。松枝も山崎と。ひとり寝のいずみ。
 いずみは正雄を訪ねる。またまたゴミだらけになっている正雄の部屋いずみは構わず入って、正雄に見直したと言ってキスをする。正雄は「俺たちは従妹どうしだぞ」と拒むが、血縁は全くないからと、抱きつくいずみ。
 竹下一人で出発するトラック。見送る着物の志保と松枝、いずみ。志志は新幹線で先乗りして準備をすることになっている…。