つかもと友希
浴衣妻の艶肌
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◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/監督・脚本:伊藤正治/撮影:佐藤文男/照明:小野弘文/録音:シネキャビン/編集:金子尚樹/助監督:加藤義一:竹洞哲也/製作担当:堀田学/スチール:加藤彰/ヘアメイク:住吉美加子/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆茅野涼子:つかもと友希/井関ユキ:吉行由実/小谷梢:葉月螢/茂木淳:河合純/汐見隆之:田原政人/井関悦史:吉田祐健
◆解 説◆
初夏に街を賑わす浴衣。立体裁断の洋服とは違い、平面裁断の着物は着る者の体形を特定しない、誰もがまとえるルーズな衣服である。それだけに、浴衣を脱がしたときの期待度は想像以上に大きい。年々人気の浴衣、色、柄、素材と多種多様、シースルー、ポリエステル、ショート丈のものetc・・・と、夏のお洒落の定番として老若男女問わず高い支持を得ている。これからのシーズン浴衣に団扇のギャルたちが街に溢れてくるが、浴衣姿を見せるのも、見るのも夏のメインイベントの一つになっているのでは?
ボディコン、ミニスカ、制服・・・もいいが、季節限定の浴衣には目を見張る物がある。デパートの案内嬢、イベントガールからキヤバクラ嬢、風俗嬢に至るまで、色々な所で浴衣に因んだイベントを開催中!というわけで、浴衣シーズンの到来です。今年の注目度ナンバーワン!浴衣美人を捜せ!そんなことをしているうちに暑い夏は過ぎ去るもので、エクセスでは早くも浴衣美人をゲットした。皆さんの期待を裏切るような事はいたしません。CDデビューもはたした『ミス浴衣』の主演つかもと友希が大胆過激に挑みます!監督伊藤正治による洗練された綺麗な顔だちからは想像も出来ない程、浴衣を脱げば淫乱な女に早変わり!ナイスなボディーも生唾モノ。暑い夏をさらに暑くする灼熱の一瞬をお届けします。
◆ストーリー◆
「わあ、向日葵。もうそんな季節か」タンポポや紫陽花、そして秋桜…。決して高価ではない野草が何日かに一度、未亡人涼子(25)が経営する茅野美容室の玄関前に置かれていた。
最近客の入りが悪く経営に悩んでいる涼子にとって、届けられるその花を見るときが、一番ホッとする時間であった。
「でも、誰がくれてるのかわからないんでしょ。気味悪いね」スナックのママをしている友人のユキが、店に飾ってある花を見て涼子に言った。「3年前に交通事故で死んだあの人も、何気ない野草が好きで。…きっとあの人が天国で見守ってくれてるのね」
スナック、ユキは常連客の茂木を相手に、涼子の美容室の経営難打開策を練っていた。すると茂木が美容室再建の名案を考え出した。「浴衣教室をやればいい。この店の客で涼子先生のファン、一杯いるじゃない。そいつらに宣伝すりゃ、結構稼げるよ」美人に弱い常連客の茂木が、顔を輝かせて話し続けた。「俺、たくさん人集めようっと。そしたら涼子さん喜ぶだろうな。いろんな人を呼ぼう。そうだ、汐見さんやるかな」「お調子もんね。いいの、そんなことして?涼子、汐見さんに少し気があるのよ。あんた、昔から涼子のことが好きなんでしょ。そんなことしたらあの2人、出来ちゃうわよ」「いいの、いいの、涼子さんはどうせ高嶺の花なんだから。汐見さんと再婚できりゃ、それにこしたことはない。俺にはママの方が似合ってる」そんな2人の会話を邪魔するように一人の男がスナックに入ってきた。ユキの別れた旦那・井関だ。「定期便か。…私に似合いの男が来たよ」ユキはそ、ついうと、茂木に帰るように促した。帰っていく茂木の背中にユキは声をかけた。「もっちゃん、あんた、ちゃと涼子にアタックした方がいいよ」茂木を帰した後、ユキと井関はSEXをはじめた。
事後、井関はユキに金の入った封筒を差し出した。「この腐れ縁もそろそろ潮時か。お前、さっきの男のこと、好きなんだろ」「わかる? あの人の鈍くささが何だかあったかっくって。でも駄目よ。あの人には好きな人がいるもの」そういうとユキは井関の体を貪っていった。「最低だよね、私って。慰謝料をもらう度にSEXするなんてさ」
浴衣教室の当日、ユキ、茂木、そしてもう一人の男・汐見が浴衣と格闘している。涼子に照れながら着せてもらっている汐見であったが、その顔は満更でもなさそう。汐見が浴衣の柄のことを話し、そのことから涼子は汐見が野草の贈り主ではないかと考え始めた。「ねえ、来週の土曜日、うちのスナックで浴衣パーティしようよ」というユキに、汐見が答えた。「…僕はもっと練習しないと駄目だな。明日も来るよ」汐見の特訓が始まった。毎日のように美容室に通う汐見を嬉しそうに涼子は迎えた。お人好しの茂木はそんな汐見を応援した。たまに顔を出すけれども、2人に遠慮して早く帰ったりしていたのである。
そして、涼子と汐見は結ばれた。
ある日、茂木は、汐見が若い女・梢と歩いている姿を見かける。2人の後をつけた茂木は、ホテルに入っていくのを目撃してしまう。
翌日、茂木は公園に汐見を呼び出して、ホテルの一件を問いただした。「別れ話をしていたんだ。涼子さんのこと、真剣に考えている。……でも、別れ話が少しこじれて時間がかかりそうだ」汐見のいうことを信じる茂木。「わかった。涼子さんを悲しませるようなことは決してしないでくれ」
数日後、スナックでの浴衣パーティーが楽しく行われていた。とその時、梢が突然…入ってきた。そして梢は、汐見に恋人気分で話しかけた。どうにかその場を取り繕おうと努力する茂木。「私も浴衣、着たいな。未亡人さん」という梢に、その場で涼子が着せてあげた。しかし、やがて涼子はその場にいたたまれなくなり、スナックを出ていった。
後を追う茂木。涼子を慰める茂木は涼子の意外な言葉を聞いた。「わたしを抱いて」動揺する茂木に涼子はさらにいった。「私なんかどうなってもいいのよ。どうせ、後家だものね。誰も守ってくれない」「何を甘えてるんだ。僕は、あいつの代わりか。誰かの代わりに誰かを抱くなんて真っ平だ」茂木は涼子を突き放してその場を去った。
公園、泥酔した茂木に近寄るユキ。茂木の手には、野草が掘られていた。「涼子を幸せにしてやりたい」と呟く茂木をユキはスナックに連れて帰った。そして茂木をまるで母親のように愛撫してやるユキ。ユキを抱いていく茂木。「誰かの代わりに誰かを抱くなんて…」「私はそれでも構わないよ。涼子の代わりでも何でもいいから、今夜はもっちゃんに抱かれたいよ」
翌日、ユキは涼子のところへ行った。茂木の涼子への思いを伝えるために。「まだわかんないの。あなたにとて、誰が一番大切なのか」ユキは、茂木が野草の届け主であることを涼子に話した。
スナック、ユキが井関に抱かれている。「これでよかったのか」「いいの、これで。私の体はあんたがいないとどうにもならないの。あんたしか私の体の疼きは直せないもの」そう言うと、ユキはまた井関を求めた。
涼子は茂木に会いに行った。ユキに言われて、自分のことを一番大切にしている人物が誰かがわかったのだ。「私が何を求めてたか、やっとわかった。今度こそ・・・・・・抱いて」そういう涼子を茂木は優しく抱きしめていった。